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11月19日(日)12:30から、横川シネマで『地中海のライフガードたち』『リスト:彼らが手にしていたもの』の2作品が上映されました。
『地中海のライフガードたち』はシリア難民を救出しようと奮闘するスペイン人ライフガードたちの姿を描く実話に基づく人間ドラマ。『リスト:彼らが手にしていたもの』は故郷を追われた難民たちの生の証言や彼らが持っていったものに触発されて書かれた詩である「What They Took With Them: a List」を原作にしたショートムービーです。上映後にはUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)法務官の石原朋子さんの録画トークが上映されました。聞き手は国連難民サポーターの武村貴世子さんです。
今回の上映は、今年で17回目の開催を迎える「難民映画祭」とのコラボレーションプログラムで、『地中海のライフガードたち』は日本初公開となりました。『地中海のライフガードたち』の舞台にもなったギリシアのレスボス島で実際に難民支援を行っていた石原さん。「止めどなく続く難民対応に追われ、不安や疲労を感じる日々もあった」と当時の心境を語りました。石原さんは現在、ウクライナで国内避難民となった人々の支援活動を行っており、「映画を通して難民問題に関心を向けてほしい」というメッセージを伝えました。
さらに、上映後には国連UNHCR協会事務局長である川合雅幸さんが登壇され「映画の力で少しでも難民問題を身近に感じていただきたい。この機会に難民支援の輪に是非加わってほしい」と強い思いを語りました。
今回上映された2作品は12月1日(木)からオンラインで開催される第17回「難民映画祭」でも2週間上映されます。