広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

  1. ホーム >
  2. ニュース >
  3. 『余命10年』小松菜奈さん、坂口健太郎さん、藤井道人監督のトークショー

News
ニュース

2022/11/18

『余命10年』小松菜奈さん、坂口健太郎さん、藤井道人監督のトークショー

11月18日(金)10:30からNTTクレドホール第1会場で『余命10年 日本語字幕版』が上映されました。

数万人に一人という不治の病で余命が10年であることを知った二十歳の茉莉(小松菜奈)と、同級生だった和人(坂口健太郎)が葛藤を繰り返しながらも夢を追い続ける恋愛映画です。(原作は小坂流加『余命10年』)メガホンを取ったのは、映画『新聞記者』で第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞を含む6部門を受賞し、今最も動向が注目されている映画監督のひとり、藤井道人監督です。

余命10年上映アフタートーク

上映後、主演の小松菜奈さん、坂口健太郎さん、藤井監督をゲストにお招きしてトークショーが行われました。聞き手はフリーパーソナリティーのキムラミチタさんです。約1年間に及ぶ撮影を振り返り、印象に残ったシーンについて聞かれると、小松さんはゲレンデのシーンを上げました。撮影が終わった後すぐに葉山へ移動し、お母さん(原日出子)に「死にたくない」と語るシーンを撮影するというハードスケジュール。撮影チームが「気持ちは続いていた方がいいだろう」と撮影計画をしたそう。撮影に入る前から小坂流加さん(原作)の家族に会い、内面で感じているものをしっかり考えてセリフを言ったと語りました。公開から8ヶ月経って「今では自分の作品の一部だと実感し、大きな財産だと感じている」と坂口さんは感慨深い様子。妥協をしない、色々な表情を切り取るために何度もシーンを撮り直すという藤井監督の姿勢があってこそ作品が完成したことも付け加えました。

余命10年上映アフタートーク

最後に、藤井監督は「開会式が満席で嬉しい。日々精進して、また広島に戻って来られるように頑張ります」と話しました。小松さんは「ぜひこの作品が、広く深く人々の心に残り続ける作品であってほしい」と話し、坂口さんは「茉莉ちゃん(小坂流加さん)が生きた証が残り続けていることを願っています」というメッセージを伝えました。満席の会場からは割れんばかりの拍手が起こり、トークショーは幕を閉じました。

余命10年上映アフタートーク

« »