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広島市出身の芥川賞作家 今村夏子の同名小説を森井勇佑監督が映画化した『こちらあみ子』。2021年の夏に、物語の舞台となった広島県内で撮影されました。
今作が監督デビューとなった森井監督と共に、主演:大沢一菜さん(あみ子役)、奥村天晴さん(孝太役)、広島市出身の大関悠士(のり君役)さん・橘高亨牧(坊主頭役)さんが上映後トークショーに登壇。映画の制作エピソードなどを伺います。
©2022『こちらあみ子』フィルムパートナーズ
<あらすじ>
あみ子はちょっと風変わりな女の子。優しいお父さん、いっしょに遊んでくれるお兄ちゃん、書道教室の先生でお腹には赤ちゃんがいるお母さん、憧れの同級生のり君、たくさんの人に見守られながら元気いっぱいに過ごしていた。だが、彼女のあまりに純粋無垢な行動は、周囲の人たちを否応なく変えていくことになる。誕生日にもらった電池切れのトランシーバーに話しかけるあみ子。「応答せよ、応答せよ。こちらあみ子」―――。奇妙で滑稽で、でもどこか愛おしい人間たちのありようが生き生きと描かれていく。 原作は「むらさきのスカートの女」で第161回芥川賞を受賞した今村夏子が、2010年に発表した処女作「あたらしい娘」(のちに「こちらあみ子」に改題)。本作で太宰治賞、三島由紀夫賞をW受賞して以降、新作を発表するたびに現代文学ファンの間で大きな話題を呼んでいる。
キャスト:大沢一菜 井浦 新 尾野真千子 奥村天晴 大関悠士 橘高亨牧
播田美保 黒木詔子 桐谷紗奈 兼利惇哉 一木良彦
監督・脚本:森井勇佑、原作:今村夏子(ちくま文庫)、音楽:青葉市子、企画・プロデューサー:近藤貴彦、プロデューサー:南部充俊 飯塚香織
撮影・照明:岩永洋、録音:小牧将人、美術:大原清孝、編集:早野 亮、衣裳:纐纈春樹、ヘアメイク:寺沢ルミ、整音:島津未来介、音響効果:勝亦さくら、スチール:三木匡宏、助監督:羽生敏博、宣伝:平井万里子、タイトルデザイン:赤松陽構造
【上映日程】
『こちらあみ子』(2022年/日本/104分)
11月20日(日)10:00~@NTTクレドホール
※やむを得ない事情により、上映作品・出演者がキャンセル・変更になる場合があります
監督:森井勇佑 MORII Yusuke
1985年兵庫県生まれ。日本映画学校 映像学科〈現 日本映画大学〉を卒業後、映画学校の講師だった長崎俊一監督の『西の魔女が死んだ』(08)で、演出部として映画業界に入る。以降、主に大森立嗣監督をはじめ、日本映画界を牽引する監督たちの現場で助監督を務め、本作で監督デビュー。
大沢一菜 OSAWA Kana [あみ子]
2011年6月16日生まれ、東京都出身。本作で映画デビュー。演技未経験ながら、オーディションで主役「あみ子」役に抜擢された。
奥村天晴 OKUMURA Tensei [孝太]
2008年3月13日生まれ、福岡県出身。3兄妹の次男坊でバスケット部所属の中学3年生。映画『ウィーアーリトルゾンビーズ』(19)、CM「グリコカフェオーレ」などに出演。バンド「ボギー家族」ではパーカッション担当し毎年全国をツアーで廻っている。
オーディションでお兄ちゃん「孝太」役に抜擢された。
大関悠士 OZEKI Yuto [のり君]
2009年4月5日生まれ、広島県広島市出身。
オーディションで「のり君」役に抜擢された。
橘高亨牧 KITTAKA Mimaki [坊主頭]
2009年6月1日生まれ、広島県広島市出身。
オーディションで「坊主頭」役に抜擢された。
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