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広島県出身で多方面で活躍する住本尚子による初の長編監督作『ふゆうするさかいめ』を上映します。
睡眠をこよなく愛する監督が「若いんだから、休みの日は出かけたらいいのに」と言われて疑問を感じたことをきっかけに「眠ることを中心に生きる人たちを描きたい」と構想から四年をかけて完成。主演・カワシママリノ本人の生い立ちとキャラクターがインスピレーションの元になっており、脚本は彼女を主人公に当て書きされた作品です。
上映後トークショーには住本尚子監督とともに、今作が映画初出演で主演のカワシママリノさんと音声・整音を担当したタキザワユウキさんが登壇します。この映画の制作エピソードや作品の想いなどを伺います。
©︎NAOKO SUMIMOTO
<あらすじ>
毎日“床ずれ”ができるほど眠り過ぎてしまうマリノは、バイト先の喫茶店の常連客・マモルが寝具販売員であると知って新しい布団を買いに出かけるが、その日を境に不思議なことが起こり始める。家の中の人影、踊れないはずのダンス、幼なじみ・ミノリとの突然の再会── しかし、ミノリが話す二人の思い出はマリノの記憶にないことばかり。これまでのマリノの静かな日常が少しずつ揺らぎ始めて……。
撮影・照明:小川賢人 小菅雄貴
助監督:錦織可南子 田中大地
編集協力:田中俊太朗 田中大地 小川賢人 杉目七瀬
サウンドデザイン:紫藤佑弥
音声:タキザワユウキ
整音:タキザワユウキ 中澤佑規 三浦栄里
美術:カワシママリノ
小道具デザイン・アニメーション:中根有梨紗
英語字幕翻訳:作美はるか
字幕監修:Saimi Noda, Mika Fujimura, Arun
宣伝美術:三好遥
宣伝協力:池田彩乃
音楽:のっぽのグーニー
主題歌『シースルー・レスキュー』
作詞:諸根陽介 |作曲:小林このみ |編曲:のっぽのグーニー |歌:sei
監督・脚本・撮影・編集:住本尚子
【上映日程】
『ふゆうするさかいめ』(2020年/日本/65分)
11月19日(土)10:00~@横川シネマ
※やむを得ない事情により、上映作品・出演者がキャンセル・変更になる場合があります
監督:住本尚子 SUMIMOTO Naoko
1989年生まれ。広島県出身。多摩美術大学版画専攻卒業。映画『ふゆうするさかいめ』監督。イラストレーターとしても活動。書籍『ワールドシネマ入門』の装丁画/挿絵を担当。映画にまつわるWebマガジン「Filmground」主宰。エッセイやイラストで、映画と生活が繋がる瞬間を描いている。
俳優:カワシママリノ KAWASHIMA Marino
1994年4月26日生まれ。神奈川県横浜市出身。『ふゆうするさかいめ』(‘20)で俳優デビュー。後に住本尚子監督を介して出会った黒川幸則監督の最新作、キノコヤ初プロデュース作品『にわのすなば GARDEN SANDBOX 』(‘22)の主演を務め、第33回マルセイユ国際映画祭インターナショナルコンペティション部門に出品。7月(‘22)、マルセイユにてワールド・プレミアが行われた。ポレポレ東中野12月(‘22)公開予定。日々、家族である猫の海とココと暮らしながら映画を中心にフリーランスで活動中。
音声・整音:タキザワユウキ TAKIZAWA Yuki
1994年生まれ。ハマっ子。大学卒業後、音楽業界を志すも紆余曲折あり、現在は横浜の風をひっさげて、飲食業の傍ら島で細々と活動中。好きなものは里芋とつぶ餡。
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