News
ニュース
芥川賞作家・綿矢りさ原作の同名小説を、若手監督・首藤凛が監督・脚本を手がけ、映画化した作品『ひらいて』を上映します。首藤監督の長編商業映画デビューとなった本作は、ドイツの映画祭「ニッポン・コネクション」にてニッポン・ヴィジョンズ審査員賞を受賞しています。
上映後トークショーには、首藤凛監督とともに、プロデューサーの杉田浩光さんも登壇。
©綿矢りさ・新潮社/「ひらいて」製作委員会
<あらすじ>
高校3年生の愛(山田杏奈)は、成績優秀、明るくて校内では人気者。そんな彼女は、同じクラスの“たとえ” (作間龍斗)にずっと片思いをしている。彼はクラスでも目立たず、教室でもひっそりと静かに過ごすタイプの男子。だが寡黙さの中にある聡明さと、どことなく謎めいた影を持つたとえに、愛はずっと惹かれていた。自分だけが彼の魅力を知っていると思っていた。しかし、彼が学校で誰かからの手紙を大事そうに読んでいる姿を偶然見てしまった事で事態は一変する。「たとえに、恋人がいるのではないかー」その疑惑がぬぐいきれず、愛はある夜、悪友たちと学校に忍び込み、その手紙を盗んでしまう。手紙の差出人は、糖尿病の持病を抱える地味な少女・美雪。その時、愛は、初めてふたりが密かに付き合っていることを知るのだった。たとえの恋人が病気がちで目立たない美雪(芋生悠)だとわかった時、いいようのない悔しさと心が張り裂けそうな想いが彼女を動かしたー。「もう、爆発しそうー」愛は美雪に近づいていく。誰も、想像しなかったカタチで・・・。
これは、誰にも言えない、わたしたちの本当のホント。反感?共感?劇場で確かめてください!
【キャスト】
山田杏奈、作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、芋生悠、 山本浩司、 河井⻘葉、 木下あかり、 板谷由夏、 田中美佐子、 萩原聖人
【スタッフ】
監督・脚本・編集:首藤凜
原作:綿矢りさ『ひらいて』(新潮文庫刊)
音楽:岩代太郎
主題歌:大森靖子「ひらいて」(avex trax)
制作プロダクション:テレビマンユニオン
製作:「ひらいて」製作委員会
配給:ショウゲート
【上映日程】
『ひらいて』(2021年/日本/121分)
11月18日(金)15:30~@NTTクレドホール
※やむを得ない事情により、上映作品・出演者がキャンセル・変更になる場合があります
監督:首藤凜 SHUTOU Rin
1995年、東京生まれ。テレビマンユニオン所属。
早稲田大学映画研究会にて映画制作を始める。『また一緒に寝ようね』がぴあフィルムフェスティバル2016で映画ファン賞と審査員特別賞を受賞。『ひらいて』で長編商業映画デビュー(監督・脚本・編集)。同作はドイツの映画祭ニッポン・コネクションにてニッポン・ヴィジョンズ審査員賞を受賞。
ドラマ『竹内涼真の撮休』(20/廣木隆一監督作)、『欲しがり奈々ちゃん~ひとくち、ちょうだい~』(21/城定秀夫監督作)では脚本を担当している。
プロデューサー:杉田浩光 SUGITA Hiromitsu
プロデューサー。1968年1月22日三重県生まれ。1994年テレビマンユニオンに参加。2004年に取締役、2010年に代表取締役専務に就任。2020−2021年は取締役。
TBS『世界ふしぎ発見!』、MBS『情熱大陸』などのプロデューサーを経て、情報エンターテインメント、映画、ドラマ、ドキュメンタリー番組などジャンルを問わず、プロデュースにかかわる。1992年プロデュースした長編文化映画が文部省選定、1998年第40回ニューヨークフェスティバル テレビ番組ドキュメンタリー ヒストリー&ソサイエティ部門 銀賞を受賞。テレビの世界だけにとどまらず、多くの国際映画祭に参加、高い評価を受けている。近年の映画では、当映画「ひらいて」(2021)、「あゝ、荒野」(2017)、「前科者」(2022)、「正欲」(2023)のプロデューサーを務めている。
« 実在の「事件」に着想を得た衝撃の人間ドラマ『MOTHER マザー』第17回 難民映画祭『地中海のライフガードたち』『リスト:彼らが手にしていたもの』 »