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メルボルン生まれのポーラ・キーオ監督と、アイルランド人でベルリンを拠点に活動中の映像作家のファーガル・ウォード監督が創り出す「映画の世界に入り込めるような没入感のある映画」で原子爆弾を経験したヒロシマに関する記憶やトラウマを掘り下げた『千の太陽のレクイエム』を上映します。
ダブリン(アイルランド)と広島で撮影された本作には、広島出身の明木一悦さんが出演されています。
ポーラ・キーオ監督が映画祭のために来日され、トークショーには、監督とともに明木一悦さんも登壇されます。
ぜひご期待ください。
Saoi media
<あらすじ>
『千の太陽のレクイエム』は、映画の世界に入り込めるような没入感のある映画である。詩や悲歌を用いることで、ダブリンと広島という遠く離れた2つの街の結びつきを創り出している。また、世界中の多くの映画の製作法を参考にしながら、原子爆弾を経験した世代の子孫として世界中の人々が持っているヒロシマに関する記憶やトラウマを掘り下げている。
【キャスト】
キャスト:マーカス・マック・コンガイル、明木一悦、トリスタン・ワーナー
【スタッフ】
監督:ポーラ・キーオ、ファーガル・ウォード
脚本:ポーラ・キーオ、ファーガル・ウォード
プロデューサー:ポーラ・キーオ
【上映日程】
『千の太陽のレクイエム』(2022年/アイルランド/53分)
11月19日(土)15:30~@横川シネマ
※やむを得ない事情により、上映作品・出演者がキャンセル・変更になる場合があります
監督:ポーラ・キーオ Paula KEHOE
ポーラ・キーオはメルボルン生まれ、アイルランド西部のゲールタハト(アイルランド語圏)を拠点とする監督、脚本、演出家。連続テレビ番組、ドキュメンタリー、バーチャル事業を手掛ける。最新作『彼女の中の悪魔(An Diabhal Inti)』は、TG4とBBC北アイルランドで現在配信中。アイルランドでの 魔女裁判をテーマにした6部構成のドキュメンタリーシリーズである。また、アイルランド国内で絶賛され世界中で上映された映画『情熱の解剖(Deargdhúi)』(’16)、ラッドハーク賞とサーコム大賞を受賞した社会派ドキュメンタリー映画『溶け込む(An Dubhina Gheal)』(14)でも知られている。
監督:ファーガル・ウォード Feargal WARD
ファーガル・ウォードはアイルランド人アーティストでベルリンを拠点に活動をしている映像作家である。最新作『張力構造<テンション・ストラクチャーズ>(Tension Structures)』(エイドリアン・ダンカンとの共同監督)は、2019年にIDFA(アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭)でプレミア上映後、2020年トロントのホットドクス映画祭で上映された。前作の主要作品『トーマス・リードの孤独な闘い(The Lonely Battle Thomas Reid)』は2017年にIDFAの主要なコンクールにて初公開。モスクワ国際映画祭、シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭、ホットドクス映画祭など世界中の複数の映画祭で上映された後、ドイツ、アイルランド、フィンランドでテレビ放送された。タイグ・オサリヴァンとの共同作品である彼のデビュー作『イシマルー(Yximalloo)』は、マルセイユ国際ドキュメンタリー映画祭で初公開され、2014年の最優秀賞を受賞した。
俳優:明木一悦 MEIKI Kazuyoshi
広島で生まれ育った被爆二世。妻と 3 人の息子に恵まれ、芸術家として活動中。広島の田舎の小さな劇団で田舎芝居を演じる。国際映画の出演は2回目となる。
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