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11月22日(金)16:00、『この世界の(さらにいくつもの)片隅に[特別先行版]』上映後、片渕須直監督によるワークショップが行われました。
司会は広島フィルムコミッションの西崎さんです。
片渕監督は「もう7回もワークショップを行っているので、さすがにネタが尽きた!」と観客の笑いを誘いながらも、絵コンテや原作のこうの史代さんの漫画を投影しながら、細やかな設定について説明しました。
原作では、わずかなセリフで登場人物の今後の行方を表現するなど、短いセリフに隠された味わい深い世界があることを楽しんでほしいと観客に語りかけました。
作品に描かれた時代の呉に行ったことがある人からは、当時のままだったという感想をもらったそうで、ディティールにこだわったことが共感を得た原因の一つといえそうです。
この作品はいわゆる長尺版でもディレクターズカット版でもない、同じ素材を使いながらも全く新しい映画で、この時代に生きた女性の心の内を描きたいという思いで製作されたそうです。 観客からの質問にも丁寧に答え、「また来ます!」という監督の声に、観客からは大きな拍手が起こり、和やかなムードでトークショーを終えました。
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