広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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2019/11/24

ヒロシマ平和映画賞授賞

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11月24日(日)18:00ごろよりNTTクレドホール第1会場でヒロシマ平和映画賞授賞式が行われました。進行は映画コメンテイターの鈴木由貴子さんです。
今年のヒロシマ平和映画賞は『海辺の映画館―キネマの玉手箱』の大林宣彦監督に贈られることになりました。舞台の袖から大林監督が現れると、会場からは大きな拍手が起きました。
受賞者はみなさんです、と大林監督は会場のたくさんの観客に感謝の気持ちを伝えました。この作品は尾道の映画館が舞台。若い男性3人が映画の中の世界に入り込み、中国戦線、沖縄、そして原爆投下前の広島に行き、数多くの死に直面します。大林監督にとって映画とは未来を平和にするための最上の方法であり、「映画の力をみなさんが求めているということ。受賞を祝いたい」大林監督は受賞の喜びを度々表しました。
大林監督は壇上で、8月6日に広島で亡くなった人たちに思いをはせます。彼らの命を決して忘れないことが平和をつくります。やりとげましょう、と大林監督は平和へのメッセージを発信しました。
大林監督作品のプロデューサーとして長年制作に関わってきたパートナー、大林恭子プロデューサーは、この映画の制作に関わった人々に感謝の言葉を表しました。「地域で映画を作るのはとても幸せなこと」尾道、唐津、芦別。会場には、この映画や過去の大林監督の映画の制作に関わった方々がいらしていました。「みなさんがいたから映画を作る事ができた。個人的に賞を出したいくらいです」と大林監督。
映画ファンのみなさん、バンザイ、との決めポーズで会場は盛大な拍手に包まれました。

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