News
ニュース
16時半より、NTTクレドホール第1会場にて、クアン・ハイー・リン監督の映画『怪奇温泉旅館』が上映されました。上映後、監督のクアン・ハイー・リンさんとプロデューサーのハッピー・キョさんが登壇し、トークショーが行われました。聞き手はキムラミチタさんです。
クアン監督は、2010年、本映画祭の前身である第2回ダマー映画祭 in ヒロシマでヒロシマグランプリに輝きました。「広島に戻ってくることができてうれしい」とクアン監督。プロデューサーのハッピー・キョさんは日本語が堪能で、「この作品をみなさんとシェアすることができてうれしい」と日本語で話していました。
この映画は、3人の高校生がホテルで幽霊に出くわすというストーリー。「ホラー要素のあるコメディ」と評したクアン監督は、「若者に仲間と助け合いながら夢に向かってがんばってほしいと伝えたいと思っている」と話しました。
本作と日本との関係について、「日本のホラーは台湾でも人気で、本作にもその影響がある」とクアン監督。また、ハッピー・キョさんと一緒に京都を訪れたことにも触れていました。
撮影について、クアン監督は「基本的にセットで撮影し、旅館や温泉などもセットを作りました。撮影時は寒い時期でしたが、本物の温泉のように見えるように努力しました」と話していました。
次回作も本作のようなホラー要素のあるコメディと明かし、クアン監督は「広島でまたみなさんの顔を拝見したい」と、ハーピー・キョさんは「もっともっと良い作品をみなさんにみせてあげたい」と話し、会場からは拍手が沸き上がりました。
« 『この世界の(さらにいくつもの)片隅に[特別先行版]』上映後の片渕監督によるワークショップ「メキシコ人には抵抗力が内存しているんです」とゴンチェイロ監督は声高に語った »