News
ニュース
NTTクレドホール第2会場にて、19時30分より第1会場で上映された『君がいる、いた、そんな時。』の迫田公介監督(広島県呉市出身)によるオーディション体験ワークショップが開催されました。
会場に集まった23名の参加者の中から、演技をしたい人が立候補し、監督の推薦によって3名を選出。質問シートには3つの事前質問が用意してあり、それに関してのエピソードを監督が詳しくヒアリング。その状況をその場で掘り下げて聞き出し、演技シーンを選定していきました。
エピソードの持ち主が監督となり、相手役と共に場面設定を具体的に作っていくかたちでワークショップは進められました。迫田監督のアドバイスも入りながら、合計3話の場面を演技。2話目は取材に来ていた崇徳高校新聞部の生徒が相手役に飛び入り参加しました。さらに、3話目は迫田監督も相手役になり、念密な打ち合わせの上、立ち位置もしっかり決めて「恋のはじまり」のシーンを熱演していました。
「実際にあった出来事を監督になった気分で関わることで、自分だけでは主観的になりがちなシーンを、客観的に見ることができると思っています」と迫田監督。さらに「そんなバランスよく、両方ができる人が撮影現場にいると助かるのでオーディション選考の1つになります」とも。
あくまでも、僕の映画監督での話ですよと言いながら、「芝居は動くもの。頭もついてこないといけないし、ちゃんとシーンを分かっていないといけない。シチュエーションの説明ができないといけないのです」と話していました。3話とも面白いエピソードで、終始アットホームで和やかな雰囲気でした。
ワークショップは、明日11月23日(祝)にも12時30分から渡邊音楽監督、14時から沖監督と2回ありますので、ぜひ参加してみてください。
« 『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』片渕須直監督記者会見広島の被爆ピアノをモデルにした映画 『おかあさんの被爆ピアノ』ワークショップ開催 »