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2015年11月22日(日)午前10時より、広島市内の横川シネマ(広島市西区横川町)にて、モーレン・ファゼンデイロ監督による映画『モツ・マエヴァ』の上演と、監督ご本人によるトークショーが行われました。聞き手は映画批評家の赤坂太輔さん、通訳は吉田牧恵さんです。
上演後のトークショーでは、まず映画『モツ・マエヴァ』について、製作の経緯から映画の見どころまで、監督による熱いトークが繰り広げられました。
製作のきっかけについて、「昔から付き合いのあったソニアさんのお庭を訪ねた時、そこに大きな輪がかけてあるのを見つけました。その理由をソニアさんから聞いた時、私は彼女ともっと向き合いたい、と感じたのです。それがきっかけになり、この映画の製作を決意しました」と監督。ソニアさんと向き合うため、彼女の思い出が詰まった大切な場所である庭にスポットをあてて撮影するなど、あらゆる方法を使うことで、より鮮明に紡ぎだされた彼女の記憶を、自分の手で映像に仕上げていった、と話す監督のまなざしには、作品に対する熱い思いを感じることができました。
後半の質疑応答では、映画の製作に対する疑問や、監督のアイデアがどのようにして生まれたか、ということについての質問が、次々と投げかけられました。
多くの映像をつなげて作られた今回の作品について「どうやって映像を組み立てのか?」との質問に「自分の直感を頼りに組み立てました。とても大変な作業でした…」と答えた監督の表情からは、その作業がどれだけハードなものだったかということが伺えました。
最後に、司会者の赤坂さんから「今あたためている企画はありますか?」と聞かれ、「あります!」と力強く答えた監督。まだ詳細は発表できないそうですが、今後の活動にも注目していきたいですね。
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