11月21日（土）15時45分より、NTTクレドホール第一会場で『WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』の上映がありました。

　今年で結成15周年、メジャーデビュー10年を迎えたPerfumeの3回目となるワールドツアーを映し出したドキュメント映画を観ようと、会場には多くの人が詰めかけました。スクリーンから時折こぼれるあーちゃんの広島弁、海外でのライブに挑む3人の真剣な眼差し、他愛のない会話の中で生まれる15年間変わらない笑顔に観客は釘付け。広島で生まれ育った彼女たちは、海を越えた異国の土地でもまた同じように愛され、またその姿をここ広島で見ることによって、何とも言えない嬉しい気持ちがこみ上げてくるのでした。

　上映後は『WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』をはじめ、Perfumeにまつわる様々なドキュメンタリーを撮り続けている、NHKエンタープライズ エグゼクティブ・プロデューサー佐渡岳利監督を迎え、テレビ新広島アナウンサーの古沢知子さんを聞き手にトークショーが行われました。

　広島の感想を聞かれ「Perfumeのお膝元ということで、この場所で上映できることに感慨深いものがあります」と佐渡監督。「映画を制作するにあたって、在籍していた広島アクターズスクール時代の映像をテレビ新広島さんから借りましたよ」とも。しかし、過去の映像を多用することなく、Perfumeの今にこだわった本作については「初めてのアメリカ公演」「3回目のワールドツアー」ということに重点を置いたと話します。あえて周年的要素は入れずに今を必死に生きる姿を映し出すことでおのずと、一歩ずつ確実に歩んできた彼女たちの成長を感じてもらえるからと佐渡監督。
「プロフェッショナルがにじみ出ているんですよ、Perfumeは。同じことを繰り返しよりよいものを求めて謙虚に進み続ける、という成長の仕方は彼女たちならではですよね。今回の映画は僕が体験したPerfumeのワールドツアーをそのまま表現しています。シンプルに出来事を繋げていくことに専念しました。メンバーやスタッフを含む全員がプロフェッショナルです」とありのままのPerfumeを見せた想いを語ってくださいました。