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日本プレミアとなる『アラビアンナイト第一部』の映画上映後、ミゲル・ゴメス監督と映画批評家 赤坂太輔さんとのトークショーがありました。
「作品を作るきっかけとなったのは、5歳の娘からプレゼントをねだられて買えなかった時、経済危機だから買えないのかと質問されたことです。ポルトガルの経済危機の中で暮らす人々の映画を、子どもにも理解できるおとぎ話の構造にして製作したいと思いました。 観客から「映画製作を始めた時、構成はどのくらい完成していたのでしょうか。それとも製作しながら決めていったのですか」という質問があり、最初から脚本はなく三部構成にするつもりはなかったが、映画を編集していくなかで三部構成になりました。ポルトガルの実生活に基づいた映画を作りたかったので、ドキュメンタリー映画になりそうでしたが、想像力を結びつける演出でフィクションの要素も盛り込みました。ジャーナリストの協力を得ながら1年間の撮影をしていくなかで、色々なアイデアが出てきました。私のアプローチは、現実と想像の世界を結びつける事です。映画の感じ方は、人それぞれです。もし第一部が気に入らなくても二部は気に入るかもしれないし、逆のこともあります。映画は三部構成で、それぞれ違う受け取り方をされると思いますので、ぜひ三部すべてを見てくださいとメッセージがおくられました。
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