広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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2023/11/24

宗綱弟監督が映画祭で初めて公表したデビュー作のタイトルは…

2023年11月23日(木)18時30分から、NTTクレドホール第2会場で広島県三次市出身の宗綱弟監督と、野田爽介プロデューサーのティーチインが開かれました。

宗綱弟監督ティーチイン

2023年10月に、広島で撮影を終えた初監督作品『6人ぼっち』は、これから編集に入り2024年秋に公開される予定。映画製作までのリアルな話を聞ける1時間となりました。司会は、広島フィルム・コミッションの西崎智子さんです。

はじめに野田プロデューサーと知り合うきっかけについて、「SNSでの書き込みに感銘して、この人にプロデュースしてもらいたいと強く思い、ほぼ直談判したんです」と宗綱監督。一方野田さんは、「事前にいろんな下準備ができているから、アドバイスだけしてくれれば良いと言われたのに、気が付けばどっぷり制作に浸かっていました。騙されたのかなぁ」と笑わせました。

宗綱弟監督ティーチイン

当初は数百万円の予算の自主映画で、ロケ地は監督の地元・三次市と決まっていたのが、監督の人柄の良さからか、最初の想定より優秀な若手俳優とスタッフが集まり、野田プロデューサーは予算オーバーを覚悟して1000万円クラスの一般映画を撮ることに変更したとのこと。これに伴い、監督自ら書き下ろした脚本を、映画『ハケンアニメ』で日本アカデミー賞脚本賞を受賞した政池洋佑さんが再構築、タイトルも『リヴ・イン・ザ・プレゼント』から『6人ぼっち』と変更されました。

東京の高校に通う友達のいない6人のぼっち達。広島への修学旅行で班を作らないといけなくなり、あぶれてしまった彼らだけで一つの班を作ることに。はたして彼らはまとまれるのか…

宗綱弟監督ティーチイン

改訂後、広島が舞台ということで、原爆の事や反戦の要素を含みながらも、孤立する今の若者たちに寄り添える物語になったそうです。

最後に、「今はやり切った実感があります。どうか期待していてください」と来年・秋の公開を期待させる言葉で締めくくりました。

宗綱弟監督ティーチイン

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