11月23日（木）、NTTクレドホール第一会場で広島国際映画祭2023が開幕、代表の部谷京子が映画祭の開幕を宣言しました。

広島国際映画祭2023は“ポジティブな力を持つ作品を、世界中から集めた映画祭”をコンセプトに、被爆からの復興を遂げた広島ならではの映画祭を目指して、今年で15回目の開催となります。

初日には俳優の横浜流星さんを迎え、コロナ対策の一環として休止していた短編コンペティションやフードコードも復活。国内外の「特別招待作品」や監督らによる「トークショー」、広島を様々な視点から描く「ヒロシマEYE」、「ティーチイン」などバラエティ豊かなプログラムが満載の映画祭となります。

山本一隆実行委員長は、「この数年、日本の映画が世界的にも大変注目される機会が増えてきたような気がします。そういった意味でこの広島国際映画祭をこれからもどんどん盛大にしていきたいと思います」と意気込みました。

広島市の松井一實市長も登壇。G7サミットで世界中から広島への注目が高まる中、「この映画祭を通じて平和の尊さ、文化芸術活動を行える喜びを世界に向けて発信されることを大変うれしく思っております」とエールを送りました。

部谷京子代表は、多くの来場者やゲストを前に感動を伝え、藤井道人監督や片淵須直監督ら今や常連となったゲストをはじめ、初参加のゲストを歓迎しました。本映画祭は15年間、広島平和都市記念碑への献花で始まり、今年からは韓国人原爆犠牲者慰霊にも献花を行いました。また、広島で特攻隊として被爆し、日本人映画監督として初めて原爆ドームの中で撮影した『愛と死の記録』の蔵原惟義監督の娘、梅澤文子さんをゲストに迎えています。「広島の過去、現在、そして未来に向けて世界中の皆さんと共に広島に寄り添う映画祭」であることを強調し、「4日間、映画のお祭りを楽しみましょう」と高らかに開幕を宣言しました。

広島国際映画祭2023は11月23日（木）～26日（日）の４日間、NTTクレドホール、広島市映像文化ライブラリー、横川シネマにて開催されます。