広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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2023/11/23

ゲストによる慰霊碑献花が行われました

2023年11月23日、今年で10回目の開催となる広島国際映画祭2023開会式前に、平和記念公園(広島市)にて映画監督など関係者による慰霊献花が行われました。 本映画祭では、開催地である被爆地広島で犠牲者を悼み、永遠の平和を希求するため初回から献花を行っております。

慰霊碑献花

献花には『この世界の片隅に』の片渕須直監督、『ヴィレッジ』や『最後まで行く』を手掛けた藤井道人監督、『ひきこもりという履歴』のナオミ・アイランド監督、『静寂の羽音』のリカルド・ソト監督、広島国際映画祭代表の部谷京子らが参列し、平和を希求する祈りを捧げました。『愛と死の記録』の蔵原惟繕監督のご子女である梅澤文子さんと片渕監督が代表して献花されました。 片渕監督は「慰霊碑を通して原爆ドームが見えますね。その場に立つと時間が止まったように見えて荘厳な気持ちになります」と語りました。 昨年に引き続き二度目となる献花に参加したリカルド・ソト監督は、献花について「花は人の心を豊かにするものであり、それを犠牲者に渡すことにとても意義深く感じている。母国のメキシコでも11月に死者の日があるが、死者を偲ぶことは大切なことです。」と語りました。平和記念資料館にも訪れたことがあるそうで、心が痛む忘れられない思い出だと振り返りました。

慰霊碑献花

そして今年からは、参列者は原爆死没者慰霊碑に加え、韓国人原爆犠牲者慰霊碑にも訪れました。国際平和都市として、原爆の被害を受けたのは日本人だけでなく他の国の人々もいるということを忘れてはならないというメッセージになったのではないでしょうか。 前身の「ダマー映画祭 in ヒロシマ」から数えて15年目を迎える本映画祭。復興と希望の象徴である広島を支えたのは、ポジティブな力です。“ポジティブな力を持つ作品を、世界中から集めた映画祭”をコンセプトに、被爆から復興を遂げた広島ならではの映画祭を目指します。

慰霊碑献花

HIFF2023は本日より4日間、NTTクレドホール第1会場・第2会場、広島市映画文化ライブラリー(23日・25日・26日)、横川シネマ(23日、24日)を会場に開催されます。 国内外の「特別招待作品」、「トークショー」、「ヒロシマEYE」、「山田洋次監督特集」、「国際短編映画コンペティション」、「ティーチイン」など、多種多様なプログラムを用意しております。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

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