11月21日(土)11:00からNTTクレドホール第2会場で、『宇宙でいちばんあかるい屋根』の藤井道人監督によるワークショップが開催されました。フリーパーソナリティーキムラミチタさんの司会で、映画製作への思いや監督のこだわりなど90分間展開されました。

メインテーマは「映画製作のためのチーム作り」。チームを作る上で重要に考えていることを尋ねられた藤井監督は、「一番大事にしているのは作品への敬意を持っているかどうか。スタッフが同じ方向を向けるかどうかが、いい映画になるかに関わってくる」とキャスティングや撮影への熱意が感じられる内容を語られました。学生時代の仲間たちから始まった藤井監督のチームには、美術や音楽などの分野で監督が選び抜いた人も加わって、「上映までの過程は一生に一回きり。いいものをつくるためのチーム作りが出来ている」と、チームへの思いが感じられる言葉もありました。藤井監督作品で映像監督を務めることの多い今村圭佑監督には、「映像に関しては任せていることも多い」と、学生時代から築き上げられてきた信頼が垣間見えました。

次回作以降については、「謎のラインナップです。今まで撮ったことの無いジャンルなので、新しい自分を見せられるように頑張ります」と、今後が楽しみになるような言葉が聞かれました。ワークショップでは映画製作のエピソードからプライベートな話まで盛り沢山の内容で、あっという間の90分間でした。藤井監督の『宇宙でいちばんあかるい屋根』はNTTクレドホール第1会場で、21日14:30から上演されます。ぜひ足を運んでください。