Newsニュース
シネマテーク・フランセーズとのコラボ企画、アンリ・ラングロワ特集「映画の起源1」では、ジョルジュ・メリエスの初期の作品「舞踏会の後で入浴」「世紀末の手品師」など8作品が上映されました。
上映に先立ってフランスの映画評論家で今回のゲストでもある、ジャン・フランソワ・ロジェさんからジョルジュ・メリエスの紹介がありました。
元々、サーカスのマジシャンだったメリエスは、リュミエール兄弟が発明したカメラに興味を持ち、映画を撮り始めます。最初はドキュメンタリーそして、ファンタジー、トリックアートへと作品は移行して行きます。喜劇や特撮など創造の世界を作り上げ、様々な技法を使って撮られた作品は今の映画作りの元となるものばかりです。
その後、興行的にも成功しなかったメリエスは、1910年には映画作りをやめてしまいます。そこにアンリ・ラングロワが登場し、メリエスの作品の保存に取り掛かります。
アンリ・ラングロワは言います。「メリエスの映画は、生きる喜びを描いている」「現実に記録する機械を魔法の箱に変えてしまう天才だった!」と。
彼の作品を観ることのできる貴重な機会でした。
« 『犬を連れた女』や『日曜日の朝』を撮ったダミアン・マニヴェル監督のトークショーが行われましたフランス・カンボジアの合作映画『ゴールデン・スランバーズ゙』上映後プロデューサーのジャッキー・ゴルドべルグさんによるトークショーがありました »