広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

  1. ホーム >
  2. ニュース >
  3. 『映画はフィクションだが、体験したものは本物』と諏訪監督は語った

News
ニュース

2020/11/22

『映画はフィクションだが、体験したものは本物』と諏訪監督は語った

11月22日(日)14:30からNTTクレドホール第1会場で、諏訪敦彦監督の『風の電話』バリアフリー版の上映とトークショーが行われました。聞き手は、広島フィルムコミッションの西崎智子さんです。この映画は広島県呉市から撮影が始まったので、「広島から旅が始まった映画で、またここに帰ってこられて嬉しく思います」と、諏訪監督があいさつしました。

主人公ハル役のモトーラ世里奈さんに話が及ぶと、「オーディションで写真を見た時からこの人だと思った。理由はうまく説明できないが、何か直感的なもの。僕の映画には台本がないけれど彼女に合っていた」と語りました。終盤に登場する風の電話のシーンは普段はあまり風が吹かない場所で、風を味方につけながら撮影が進んだと裏話も飛び出しました。

「風の電話のラストショットを撮った時に、自分がこの映像を通して何をしようとしたかに気付いた。」と話し、さらに「映画はフィクションだが、体験したものは本当だったと実感できた」と語りました。それは諏訪監督にとって初めての感覚だったようです。諏訪監督の映画への熱い想いに触れたトークショーでした。

《バリアフリー上映について》
バリアフリー版は視聴覚に障害をお持ちの方や車椅子で来場の方にも映画を楽しんでいただけます。日本語字幕は字幕メガネやHELLO! MOVIEアプリを使用しご覧いただけます。音声は会場全体に流します。また英語字幕付きで上映します。上映前のアナウンス、上映後のトークセッションでは要約筆記と手話通訳を行います。一般の方も入場いただけますので、お誘いあわせのうえご来場ください。

« »