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『ルイ14世の死』の上映に続いて、アルベルト・セラ監督によるトークショーが行われました。
11月25日(土)20:30からNTTクレドホール第一会場で、『ルイ14世の死』の上映に続いてアルベルト・セラ監督のトークショーが行われました。聞き手は、東京国立近代美術館フィルムセンター主任研究員の岡田秀則さんです。セラ監督は、ジャン=ピエール・レオがルイ14世を演じた役割と、監督としての想いを語りました。監督は、映像と音声のデジタル技術は常に異なる結果を生むと考えていて、撮影を含めどのような過程にも偶然性重要であると宣言しました。
この映画のもう一つの特徴は、ほとんどが1つの部屋で撮影されたことです。
この話の大切なところは王の苦痛にあるので、狭い空間で起こっていることを彼の表情で見せるのは、必要不可欠なものだったそうです。
セラ監督の皮肉な視点が、物語のバランスを作っては壊す重要な役割も担っているようです。
死を見守るということがテーマである一方で、「高齢の家族の死を描写するのに自然さが必要であると考えていることを強調することが重要と考えた」とセラ監督は語りました。
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