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「ありゃ!?もう一周年じゃねぇ~」と題して、広島国際映画祭に縁深い、片渕須直監督の凱旋を記念したパーティーが催されました。
パーティーは映画の中で、方言指導や憲兵さん、船頭さん、闇市のおばあさんなど6役の声を担当された栩野幸知(とちのゆきとも)さんのトークから始まり、開会から温かい笑いに包まれました。
監督が会場に現れると「監督、おかえりなさ~い!!!」と、集まった方から熱い歓声が送られました。「前身のダマー映画祭の頃から参加していました。この映画の全ての原型がここにあります。この映画祭に育てていただきました」と感慨深い様子。 「みんなで幸せになろうがモットーの映画です。みなさんの幸せを願って」という監督の言葉で乾杯。
『この世界の片隅に』は、上映が始まってから1日も欠かさずにここ広島で上映され続けています。 集まった方々の中には20~30回、それ以上映画をご覧になった方も多くいらっしゃいました。
余興で冒頭のセリフ読みや、1回観ただけでは答えられないような『この世界の片隅に』のクイズで大盛り上がり。
中には「監督の人柄に惚れてしまった」という方や「一度この映画を観て衝撃を受け、今日はずっとキャンセル待ちをして参加できた」という方、「監督の作品がきっかけで戦前生まれの家族と初めて戦時中の話をすることができた」という方もいらっしゃいました。
参加者と談笑される監督や、みなさんと写真撮影される栩野さん、参加者同士で映画について熱く話す姿が見られ、和気あいあいとした雰囲気のパーティーとなりました。