広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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2015/10/27

第2回広島国際映画祭2015 記者発表

10月22日午後2時から広島市映像文化ライブラリーにおいて、1時間超にわたって記者発表が行われました。
出席者は、広島国際映画祭代表 部谷京子、広島市映像文化ライブラリーの佐藤 武さん、時川英之監督、食を中心とする賑わいづくりの企画集団・SUnDAYSのオリシゲシュウジさんと、フルモトヒロシさんの4名で、進行は映画コメンテーターの鈴木由貴子さんです。

記者発表は部谷代表の「赤く染まった4日間にしたい!」という熱い言葉に続き、広島国際映画祭のキャラクターHIFFY(ハイフィー)の動画(15秒)のお披露目から始まりました。HIFFYの動画はこれから、広島地域では民放テレビでお目にかかれると思いますので、乞うご期待!

国際短編映画コンペティションについては、映画祭独自の視点でピックアップした作品の紹介、続いての招待作品については、予告編上映後、作品選定にあたっての思いや監督の作風、エピソードなどを交えながら紹介がありました。特に、『あん』のバリアフリー版については、友人や家族と一緒に話題の映画を見てほしいという部谷代表の思いから、広島国際映画祭に合わせて作ってもらい、100名を超える方々を招待することなどから、永瀬正敏さんの来広とトークショーが実現したとのことでした。そして、バリアフリー版の上映は今後も続けていきたいと話がありました。

広島市映像文化ライブラリーの佐藤さんからは、「アンリ・ラングロワ特集」の映画についての説明とともに、アンリ・ラングロワは、映画の収集、上映、保存を行うシネマテーク・フランセーズの創設者であること、これにより映画の散逸を防ぐことができ、またジャン=リュック・ゴダールもシネマテークに通うことで映画を見る目と作り方を学んだというお話でした。特に1968年に政府が館長のラングロワを解雇しようとしたとき、チャップリンなど錚々たる監督たちが、ラングロワをやめさせるなら自分の作品を回収するとの動きに、解雇の話はなくなったという興味深い話を聞くことができました。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

また、前夜祭では、開幕式に引き続いて、シネマテーク・フランセーズ所蔵の無声映画を被爆ピアノの伴奏で楽しんでいただくシネ・コンサートが開催されます。

時川監督からは、ヒロシマEYEで上映する新作のドキュメンタリーの最後の編集を行っているとのことで、これも乞うご期待!また、映像、映画にかかわる人にとって映画祭は大変重要で、映画祭でいろいろな人に出会い、その出会いからインスピレーションをもらうことができる。若い人にたくさん来てもらって、いろんな人に出会える映画祭になってほしいとのエールがありました。

若手監督特集では、第1回目のダマー映画祭 in ヒロシマ(2009)のプレイベントで『PASSION』を上映したときに来ていただいた濱口監督の『ハッピーアワー』が目玉、そしてワークショップはダマー映画祭 in ヒロシマから4年続いている片渕監督の『この世界の片隅に』について、2時間たっぷりお話が聞けます。

SUnDAYSのオリシゲシュウジさん、フルモトヒロシさんからは、映画に食と飲み物を加えて、この映画祭にお祭りとしてのにぎわいを添える「ニュー・シネマ・パブリック」にかける思いを熱く語ってもらいました。映画終了後も午後11時までは食と交流の場として、映画を語りながら思いっきり楽しんでもらえる場になるようです。これも楽しみにしてください。

チケット販売、そして会場係や手話のボランティア募集の説明の後、部谷代表が「広島」「国際交流」そして「お祭り」とすべてを詰め込んだ楽しい4日間にし、来年につなげていきたいと結びました。

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