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2020/10/14
《バリアフリー上映》第70回ベルリン国際映画祭ジェネレーション14プラス部門出品作品 国際審査員特別表彰『風の電話』上映とHIFF初登壇!諏訪敦彦監督(広島県出身)のトークショー
岩手県大槌町に実在する電話線のつながっていない風の電話には、東日本大震災以降「大切な人と話がしたい」と多くの人が訪れています。映画『風の電話』は、この電話がモチーフとなっています。東日本大震災で家族を失った主人公が身を寄せているのが呉市で、音戸や安浦、安登が撮影地になりました。HIFFではバリアフリーでの上映と、HIFF初登壇となる諏訪敦彦監督(広島県出身)のトークショーでお楽しみいただきます。
<あらすじ>
17歳の高校生ハル(モトーラ世理奈)は、東日本大震災で家族を失い広島に住む伯母、広子(渡辺真起子)の家に身を寄せている。心に深い傷を抱え日常を過ごすハルだが、ある日学校から帰ると広子が部屋で倒れていた。不安に駆られたハルは、あの日以来一度も帰っていない故郷の大槌町へ向かう。
監督:諏訪敦彦
出演:モトーラ世理奈、西島秀俊、西田敏行(特別出演)、三浦友和
【上映日程】
『風の電話』Voices in the Wind(2020/日本/139分)
11月22日(日)14:30~@NTTクレドホール
※やむを得ない事情により開演時間、登壇者等が変更になる場合があります。
監督 諏訪 敦彦(Nobuhiro Suwa)
1960年生まれ、広島県出身。東京造形大学デザイン学科在籍中から映画制作を行い、監督・制作・脚本・撮影を担当した短編映画『はなされるGANG』(85)で第8回ぴあフィルムフェスティバル入選。山本政志監督『聖テロリズム』に助監督として参加し、長崎俊一、石井聰亙(現・石井岳龍)らの作品に助監督として参加。映画『2/デュオ』(97)で長編映画監督デビュー、『M/OTHER』(99)で第52回カンヌ映画祭国際批評家連盟賞、第14回高崎映画祭最優秀作品賞、第54回毎日映画コンクール脚本賞受賞。アラン・レネ監督『二十四時間の情事』のリメイク『H story』、『不完全なふたり』、『ユキとニナ』など、シナリオなしで作られた実験的な制作方法を取り入れている。
《バリアフリー上映について》
バリアフリー版は視聴覚に障害をお持ちの方や車椅子で来場の方にも映画を楽しんでいただけます。日本語字幕は字幕メガネやHELLO! MOVIEアプリを使用しご覧いただけます。音声は会場全体に流します。また英語字幕付きで上映します。上映前のアナウンス、上映後のトークセッションでは要約筆記と手話通訳を行います。一般の方も入場いただけますので、お誘いあわせのうえご来場ください。
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