広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

2015.11.21 Sat. - 23 Mon.メイン会場:NTTクレドホール

ポジティブな力を持つ作品を、世界中から集めた映画祭

/ Newsニュース

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    2014/12/3

    ワールドプレミア「リトル ボーイ」について中国新聞ジュニアライターの皆さんが記事にしてくれました

    ワールドプレミア「リトル ボーイ」と、上映後の監督とのスカイプを通じたトークショーについて中国新聞ジュニアライターの皆さんが記事にしてくれました。
    皆さん、本当に素晴らしい感受性をお持ちです。


    会場でも感じたことですが、本作が戦争や平和、そこにある人々の日常の暮らし、幸せを考えるきっかけになったとすれば、広島国際映画祭としてこんなに嬉しいことはありません。
    ウェブにも掲載されていますので、是非ご覧ください。
    http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=38352

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    2014/11/17

    「想いのこし」の平川雄一朗監督と出演した木南晴夏さんによる舞台挨拶がありました。

    クロージング作品「想いのこし」(2014年)の上映に先立ち、平川雄一朗監督と出演した木南晴夏さんのトークショーがありました。

    「想いのこし」は11月22日から全国公開される作品。金と女にだらしない主人公のガジロウ(岡田将生)が、この世に想いを残して亡くなったユウコ(広末涼子)らの願いを叶えるために奔走する物語。木南さんは、結婚式を目前に控えながら亡くなるポールダンサーのルカを演じました。

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    「原作を読んで面白いな、と感じた後に映画出演の話があり、うれしかった」という木南さん。大変だったのは、ポールダンスのシーン。撮影の約2カ月前から特訓を始め、アザだらけになったそう。
    平川監督も「スタジオで撮影したポールダンスの場面は妥協できないシーンだったので、力が入りました」と話すと、木南さんも「きつかったけど、私たちも納得するまで踊りたかった」と俳優魂を垣間見せていました。

    作品について、木南さんは「映画に織り込まれたエピソードはどれも、共感してもらえると思います。その感動を大切な人につなげてほしい」。前作の「ツナグ」から「死者の想い」という作品テーマが続いているという平川監督は「作り手の想いも詰まっています。気楽に笑って泣いて、楽しんでほしい」とのメッセージを残しました。

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    2014/11/16

    広島国際映画祭2014 授賞式が行われました。

    広島国際映画祭2014 授賞式が行われました。
    授賞式にあたり、広島国際映画祭代表の部谷京子は、ダマー映画祭から広島国際映画祭という新しくなったこの映画祭を、より広島に密着し、多くの人に親しんでもらえるような映画祭にして、広島の心を世界に発信していくものにしていきたいと今後の抱負を語りました。

    広島市を代表し、広島市市民局及川局長より、「この広島国際映画祭は、国内外から多くの応募があり、素晴らしいクオリティーの映画を観賞することができる機会であり、今後も広島から世界の人々を感動させる広島ならではの映画祭になることを願う」と松井市長のお言葉を伝えていただきました。
    グランプリ発表に先立ち、広島国際映画祭ポスターデザイン賞の発表と表彰が行われました。今回の映画祭のポスターは一般公募を行い、有限会社ROCKETS代表納島(のうじま)様が受賞しました。
    さて、いよいよ3賞の発表です。まず観客賞は、キム・ヒョンギュ監督(韓国)の『君の奥さんと旅行したい I’d like to take a trip with your wife』です。キム監督は今回が初めての来日ですが、広島は映画を撮るのに素晴らしい環境であり、来年は長編映画を撮るので、機会があれば広島で撮影をしたいと話してくれました。
    続いて、審査員特別賞は、黄凱監督(中国)の『TIANPING ROAD』です。監督は欠席のため、後日賞が贈られます。
    そして、ヒロシマ・グランプリは、ウェイン・チュウ監督(台湾)の『慢呑呑小學 The Snail School』でした。チュウ監督は今回5日前から広島に入り、観光もできてこの賞も受賞することができて、この5日間は最高でした、と受賞の喜びを語ってくれました。今回他の監督の作品を観てもとても素晴らしく、今後も一緒に参加した各監督の皆さんと一緒に夢を持って映画を作っていきたいと話してくれました。
    審査員で脚本家の加藤正人さんは、「今回の賞を決めるのに審査員の方々と長時間話し合いを行い、総合的に判断しました。世界5か国79本の応募があり、その中からノミネートされた10作品なので、今回受賞できなかった方々も自信を持って次回作に取り組んでほしい」と総括していました。
    最後に、実行委員会からサプライズで長谷川監督に花束のプレゼントがありました。
    長谷川監督は「今日50年ぶりに宮島の近くで釣りをしてきました。来年以降も立派で面白い映画祭になることをお祈りしています」と励ましてくださいました。久々の新作にも期待が高まります。
    国内外からの選りすぐりの作品が集まる広島国際映画祭。来年もまたお会いしましょう!

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    2014/11/16

    広島国際映画祭2014 受賞作品決定!

    広島国際映画祭2014の受賞作品は以下のように決まりました。受賞監督の皆さんおめでとうございます。

    【ヒロシマ・グランプリ】
    ウェイン チュウ 監督[台湾]
    慢呑呑小學 (The Snail School)
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    【審査員特別賞】
    黄凱(ホアンカイ) 監督[中国]
    TIANPING ROAD
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    【観客賞】
    キム・ヒョンギュ 監督[韓国]
    君の奥さんと旅行したい
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    2014/11/16

    「Little Boy」上映後 アレハンドロ・モンテヴェルデ監督とスカイプで映像をつないだトークショーが行われました。

     11月16日12時45分から第二次世界大戦を題材にしたアメリカ映画「Little Boy」が上映され、その後、来広が叶わなかったアレハンドロ・モンテヴェルデ監督とスカイプで映像をつないだトークショーが行われました。

    LittleBoyIMG_4853進行は広島テレビの糸永直美アナウンサー、通訳はポーリン・ボールドウィンさんです。トークショーの間はロサンジェルスに滞在中の監督の声が聞こえないハプニングも。しかし、監督が筆記で答えてくれたり国際電話をつないだりしながら、監督の声が直接聞ける貴重な時間が流れました。

    「Little Boy」は、アメリカ人の少年が第二次世界大戦から父親を取り戻すという不可能を実現しようとする感動作です。2015年2月にアメリカで公開が予定されており、「広島国際映画祭」が世界で初めての上映の場となりました。この理由について監督は「私はメキシコからアメリカに移住して、戦争の話をたくさん聞きました。多数の方が亡くなった戦争は、立場によって見方が違います。日本は私の弟も住んでいた大切な国。この映画は広島に落ちた原爆の映像が出てくるので、広島の人に観てもらいたかった」と話してくれました。

    LittleBoyIMG_4878映画のタイトルは、主人公の少年の呼び名でもあり原爆の別称でもあります。これを掛け合わせた理由は「恐ろしい爆弾に無邪気な名前が付けられていたことにショックを受けました。戦争が起こした憎しみと子供のいじめを掛け合わせて、物語の構想を3年間練りました」と言います。

    映画の中には、小さな子供が周りの大人たちから影響を受けて成長する姿が丁寧に描かれています。「子供を主人公にしたのは、教育が一番大切なことを伝えたかったからです。何も知らない子供が、自分の母親や神父、日本人などのアドバイスを受けて、憎しみを乗り越えてそれぞれの立場から見た戦争の現実を感じ取って行く姿を描きました」と、映画に込めた思いを語ってくれました。

    トークショーでは、平和をテーマに取材や活動を行う中国新聞のジュニアライターも参加。「原爆について監督はどう考えますか」という高校生からの質問に「戦争からはいいものは何も生まれません。この意識を伝え広めることが大事です」と力強いメッセージを残してくれました。この様子は後日中国新聞の紙面やウェブサイトで発表されるそうです。

    観客の方からは「映画を作るなかで一番難しかったことは」という質問が出ました。「子役には1日5時間しか仕事をさせてはいけない規定があるので、撮影に苦労しました。でも私は子供が3人いるので、子供は大好きですよ」と会場を和ませてくれました。 世界初の上映となった映画「Little Boy」。今後どのように世界で観られていくのか見守っていきたいですね。

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