広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

  1. ホーム >
  2. ニュース >
  3. 閉幕式 – 再会を誓って広島国際映画祭2018が賑やかに閉幕

News
ニュース

2018/11/25

閉幕式 – 再会を誓って広島国際映画祭2018が賑やかに閉幕

11月25日(日)19:00よりNTTクレドホール第1会場で、閉幕式と国際短編映画コンペティション受賞作の発表、表彰式が行われました。 進行はフリーパーソナリティのキムラミチタさんと、通訳のポーリン・ボールドウィンさんです。

まず、広島国際映画祭2018実行委員長・山本一隆と、湯崎英彦・広島県知事(代読:広島県環境県民局文化芸術課・岡村恒課長)から閉幕挨拶があり、続いて世界中から届いたノミネート作品・6作品で競う国際短編映画コンペティションの各賞が発表されました。

観客の投票で一番評価が高かった作品に贈られる観客賞は『いかにしてフェルナンドはポルトガルを救ったか』が受賞。太田川の砂の成分で作ったガラスのトロフィーを受け取ったプロデューサーのジュリアン・ナヴォーさんは「最高に感動する場面。私がウジェーヌ・グリーン監督に代わって受け取りますが、とにかくありがとうございます」と挨拶されました。新藤風・審査員からは「完成度が高い。監督のスタイルが確立されている作品」という言葉がありました。
審査員が心に残った作品を選ぶ審査員特別賞には『忘れ得ぬ思い出』が選出されました。ノンスィー・ニミブット審査員は「レバノンで映画を製作することは簡単ではないと思いますが、とても完成度の高い作品に仕上がっています。子供の演技も素晴らしかったです」と話しました。
広島国際映画祭2018の象徴として最もふさわしい作品とされる栄えあるヒロシマ・グランプリは『ソールド・オブ・トータリティ』が受賞しました。登壇してトロフィーと賞金30万円の目録を手にしたプロデューサーのジェームズ・ミッチェルさんは「驚きました。素敵な映画祭で素晴らしい経験。短い滞在だが広島を愛してしまいました。また来年もここでお会いしたいです」と感想を述べました。新藤次郎審査員長は「技術も発想も素晴らしい」と話し、総評として「6本のノミネート作に優劣つけるのはかなり難しく、審査員の間でかなりもめました。本当に小差。全作品にすべての時間と力を映画作りに注いでいるという意欲を感じます」と賞賛しました。

最後に、当映画祭の代表・部谷京子が「ダマー映画祭 in ヒロシマから数えて10年目の年。10年続けて世界に発信したおかげで、海外から広島をロケ地に選んで撮影する作品が増えました。みなさんも広島でロケしてください」と、会場に集まった国内外の監督、プロデューサーに呼びかけました。そして、10年の節目を迎えた部谷代表に、藤井道人監督から花束が贈られるというサプライズも。感極まった部谷代表は「みなさんの作品を来年も上映します。広島国際映画祭2019の開会を宣言します。来年もこの会場でお会いしましょう」と挨拶し、3日間開催された広島国際映画祭2018が幕を閉じました。

« »