広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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2021/11/20

『理想家クラブ』マルセロ・トバル監督 録画トークを上映

11月19日(金)17:30から、広島市映像文化ライブラリーでマルセロ・トバル監督作品『理想家クラブ』が上演されました。

上演後にはトバル監督へのオンラインインタビュー形式の録画トークも上映。聞き手は安田女子大学ジョン・マクリーン准教授です。

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メキシコを舞台にした『理想家クラブ』は、40代になった登場人物たちが20代の頃の理想を実現した家で再会し、思い思いに楽しみながら過ごす時間を描いたもので、登場人物それぞれの個性と関係性がリアルに表現された作品となっています。トバル監督は友人関係を家族のような関係であると話し、家族はそれぞれの立ち位置から外れないものであるが、それは友人関係においても起こり、『理想家クラブ』においてはそこでの葛藤が人間関係の起爆剤となっている、と話しました。

『理想家クラブ』で20代の理想を実現している人々が描かれていることに関連して20代の自分へのメッセージを聞かれると、「他人の評価を受け入れなくてもいい」と答え、自分の想いを表現できればそれは必ず他人に伝わるから自分自身に忠実に生きるのがよい、と力強く訴えました。さらに『理想家クラブ』で40代の人々を描いていることから、この映画を特に楽しめるのは30代から50代の、20代の頃の理想を懐かしむことができる世代のようだ、と面白そうに語ってくれました。

 

他にも出演俳優との思い出や、今回の映画の予算に関する話など、映画の裏側を垣間見ることのできるインタビューとなりました。最後に今後の展望について、コメディやホラーを撮ってみたいと話し、次回作への期待を高めインタビューを終えました。

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