広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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2021/11/21

コロナ禍でのエンターテインメントを活気づける作品『DIVOC-12』が上映されました!

11月21日(日)9:30よりNTTクレドホール第1会場で、『DIVOC-12』が上演されました。

『DIVOC-12』は新型コロナウイルス感染症により大きな影響を受けたエンターテインメントを活気づけるため、藤井道人監督、上田慎一郎監督、三島有紀子監督それぞれが率いる3チームのもと、計12人の監督が制作した短編映画集です。

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上演後には藤井監督、上田監督、三島監督を迎えてトークショーが開催されました。聞き手はキムラミチタさんです。大きな拍手で迎えられた3監督は広島やカープについての話題で盛り上がった後、各チームでの撮影について聞かれると、上田監督は「お互いの撮影を見に行くと普段と違う視点で意見が出たりして新鮮で、いい意味で作品がかき混ぜられる」と話し、三島監督も強く共感しました。

藤井監督は二人とは異なり、若い監督に一人で悩むことを経験させていたと話しました。それぞれ自身の作品について問われると、『名もなき一遍・アンナ』を制作した藤井監督は「自主映画時代を思い出し楽しかった」、『よろこびのうた Ode to Joy』の三島監督は「短編映画の中で重要なところを描かないことで観客に想像してみてほしい」、そして『ユメミの半生』の上田監督は「バーチャルプロダクションという最新技術を使った撮影が映画の未来を作る何かになれば」とそれぞれ語りました。

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コロナとエンターテインメントの展望について藤井監督は「コロナ禍での映画製作が当たり前になっている現状について驚きを感じている」と、これまでの撮影現場を振り返りました。上田監督は未来はわからないとしながらも、「作りたい未来を選んで、それを正解にできるようにエンターテインメントや行動で提示していくしかない」と、力強く語りました。三島監督はコロナがきっかけで見えてきたことを見つめていきたいと話しました。

最後に広島国際映画祭部谷京子代表が3監督に花束を贈呈し、会場は大きな拍手に包まれました。3監督は広島国際映画祭での再会を約束し、トークショーは大盛況に終わりました。

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