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2015/12/27

フランスの独立系映画配給会社ACIDによる『Day』の上映後、アルメル・オスティウ監督のトークショーがありました

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1月22日(日)13時30分頃より『Day』の監督、さん、出演者のヤスミナ・シジェシクさんを迎え、映画研究者の渋谷哲也さんによる司会でトークショーが行われました。
まず、『Day』のタイトルの通り一日の流れが描かれていたことに関し、どのように構成を考えたか尋ねました。オスティウさんは、説明に先立ち、元々フランス題では、「岸辺」としていたが、英語にする際、響きの観点から、『Day』になったとのこと。構成としては、街のポートレートとしてのパリを三人の視点を通して描きたかった、視線によって日常が変わる不思議さを組み込んだと述べました。
次に演者のシジェシクさんに対して、日常のシーンが中心で苦労したことはあったかに関し、シジェシクさんは、自分は元々プロの女優ではないので、難しいことはなかったと述べました。加えて、監督のオスティウさんとは以前から親しい関係で、信頼しており自分で付け加えたりしていたとのこと。関連して、シナリオは撮影しながら変えたりしていたのかという質問に対し、オスティウさんはシナリオ通りに大体やっていたが、場所、人によって変えたこともあったと述べていました。
またパリの町中での撮影での困難さに関し、難しいことはなく、ドキュメンタリータッチで撮ろうと考えていたようで、演者も実年齢に近い人を選んだと述べていました。
Q&Aのコーナーでは、少年、男性、学生とした理由、政治的意図はあるか、映画のなかで登場人物が見ていた映画はという内容の質問が出され、非常に興味深い一幕となりました。
最後に今後の展望について、オスティウさんは、『アメリカ物語』が封切りとなっていることを述べました。一方、シジェシクさんは『アメリカ物語』の次作として、ボスニアを舞台にした作品を二人で計画しているとのこと。最後に、オスティウさんがここで上映できたことへの感謝を述べ、トークショーは終了となりました。

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