広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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2015/9/20

「特集・映画美術監督 部谷京子」広島市映像文化ライブラリートークイベント

9月と10月にかけて、「特集・映画美術監督 部谷京子」と題し、広島市映像文化ライブラリーにおいて、広島国際映画祭代表の部谷京子が美術監督として携わった作品の上映が行われています。

その中のトークイベントとして、9月19日(土) 14:00から部谷京子が、映画美術とは何か? 画面の裏側に隠されているものは何か? について、満席となった観客席に向けて語りました。

司会は、フリーパーソナリティの玉田陽子さんです。

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広島での生い立ちに始まり、武蔵美術大学を経て、なぜ映画美術の世界に入ったのか、観客の笑いを誘いながら話りかけます。

そして、話題は日本アカデミー賞最優秀美術賞を受賞した作品「Shall We ダンス?」へと続きます。

社交ダンスを扱う作品のため、スタッフ全員が社交ダンスを習ったことや、限られた予算の中で如何にリアリティを追求していくかについて、まさに携わった者にしか聞けない話を聞き、観客も感心しきりです。

その後も「しこふんじゃった。」、「鏡の女たち」、「陰陽師」シリーズや「それでもボクはやってない」など、玉田さんの絶妙なテンポも相まって、次から次へ繰り広げられる舞台裏の話に観客はとても満足そうでした。

「美術の仕事の醍醐味は、二度と同じものを作ることがなく、その都度新たしい世界や人に出会えること」と部谷は語ります。

撮影初日はとても緊張するが、セットを確認した主演女優が納得してくれたことを話しながら、目頭が熱くなる場面も。

観客の方からも、「今まで美術ということを気にしたことがなかったが、これからはよく見てみようと思う」と激励の言葉をかけていただきました。

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最後に、最新作の「シネマの天使」や、広島国際映画祭の紹介後、鳴り止まない拍手の中、「まだ生きているので回顧展だとは思ってません。次の機会にもっと作品を持ってきます」と、更なる活躍を約束して舞台を後にしました。

 

 「特集・映画美術監督 部谷京子」のこれからの上映予定は下記です。

是非広島市映像文化ライブラリーへおいでください。

9月20日(日) 絆 -きずな-

9月25日(金) 鏡の女たち

9月26日(土) サトラレ

10月9日(金) お受験

10月10日(土) 陰陽師

10月11日(日) 陰陽師Ⅱ

10月12日(月) シュガー&スパイス 風味絶佳

10月16日(金) それでもボクはやってない

10月17日(土) 突入せよ! あさま山荘事件

10月18日(日) 壬生義士伝

10月23日(金) 容疑者Xの献身

10月24日(土) ハナミズキ

10月30日(金) 雷桜

10月31日(土) 天地明察

 

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