広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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「ボクが映画を撮り続ける理由(わけ)」

上映スケジュール
11.19 Fri. 17:30〜@NTTクレドホール第2会場

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作品概要

ブルーリボン監督賞を受賞した映画デビュー作『川の底からこんにちは』(10)、第37回日本アカデミー賞の最優秀作品賞、最優秀監督賞を受賞した『舟を編む』(13)、数々の賞を獲得した『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(17)など、次々と名作を撮り続ける石井監督。「映画を一本作り終えると一度死ぬ」と語る監督を、映画制作へと突き動かす原動力は何か?映画を撮ることの『喜び』や『苦しみ』 などを、じっくりと語っていただきます。

監督

石井裕也
1983年生まれ、埼玉県出身。大阪芸術大学の卒業制作『剥き出しにっぽん』(05)でPFFアワードグランプリを受賞。24歳でアジア・フィルム・アワード第1回エドワード・ヤン記念アジア新人監督大賞を受賞。ロッテルダム国際映画祭や香港国際映画祭では自主映画4本の特集上映が組まれ大きな注目を集めた。商業映画デビューとなった『川の底からこんにちは』(10)がベルリン国際映画祭に正式招待され、モントリオール・ファンタジア映画祭で最優秀作品賞、ブルーリボン監督賞を史上最年少で受賞した。2013年の『舟を編む』では第37回日本アカデミー賞にて、最優秀作品賞、最優秀監督賞を受賞、また米アカデミー賞の外国語映画賞の日本代表に史上最年少で選出される。2014年、『バンクーバーの朝日』(14)では第33回バンクーバー国際映画祭にて観客賞を受賞した。2017年には、詩人・最果タヒの詩集から物語を生み出し、映画化した『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』を発表し、第67回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に出品される。その後、第9回TAMA映画賞にて最優秀作品賞の受賞を皮切りに、第39回ヨコハマ映画祭、第32回高崎映画祭、第30回日刊スポーツ映画大賞など多くの映画賞で作品賞や監督賞を受賞し、第91回キネマ旬報ベストテンでは、日本映画ベスト・テン第1位を獲得するなど国内の映画賞を席巻した。また、第12回アジア・フィルム・アワードで監督賞を受賞するなど国外でも高い評価を得た。近年の『生きちゃった』(20)、『茜色に焼かれる』(5月21日公開)、本作『アジアの天使』の3作品は、現在の社会を映し出しつつ、〈夫婦、母子、家族〉といった言葉では説明しきれない人と人の繋がりの深さを突き詰め、自身にとって原点回帰であり新境地となる作品となっている。