広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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HIROSHIMA EYE
ヒロシマEYE

THEATERS

上映スケジュール
11.19 Fri. 14:00〜@横川シネマ

タイムテーブルはこちらから

作品概要


Ⓒ2021「THEATERS」製作委員会


<ストーリー>
テーマは「映画館シアターズ」
気鋭の監督たちが贈る珠玉のオムニバス映画
2010 年頃から年々全国のミニシアターは減少の一途をたどっており、今年さらに感染症流行による打撃に苦しんでいます。
それでも文化発信の場所を残してほしい…
映画館に、思い出や憧れが詰まった映画監督という立場だからこその想いを表現。
4人の監督それぞれがたった一つのテーマを合わせて、物語をつないでいく。


 


Ⓒ2021「THEATERS」製作委員会

「銀幕エレジー(The Silver Screen Elegy)」監督:山口雄也
ブルーカラーの家で育った友恵の唯一の楽しみは映画を観ること。吉国グループの御曹司慶太郎と結婚し玉の輿に乗った。初めのうちこそ優しかったが、明らかに友恵を下に見る態度など対等な個人として扱われることはなく、DV を受けるまでに。両親や兄弟に相談するも吉国家から資金援助を受けていて「今に良くなる」「耐えろ」と言われ続ける。そんなある日、友恵はある決断をする。今まで人に流されて生きていた自分が今なぜ大胆な行動をとれるのかを悟る。
深谷シネマは酒蔵をリノベーションして作られた映画館。人は人生何度でもやり直せる意味を込めて。


 


Ⓒ2021「THEATERS」製作委員会

「シネマコンプレックス(Cinema Complex)」監督:中村公彦
20 年以上助監督を務めてきた手条順也は、ようやく念願の初監督作品を完成させた。だが喜びも束の間、主演俳優の光寺篤が映画のスポンサーの社長令嬢とW不倫のスキャンダルを起こし、映画はお蔵入りになってしまう。絶望した手条は、反社から買った拳銃でプロデューサーの須賀山忍に発砲し、二百万円を奪って逃げる。
手条は長年コンビを組んできた弟分の助監督・池飛雄馬に説得され、自首することにするが、その前に子供の頃通っていた横浜の映画館に立ち寄る。そこにはかつて手条に映画の楽しみ方を教えてくれた支配人の東方紀明がいた。手条の胸中に渦巻く、映画への愛と憎悪の行く末は-


 


Ⓒ2021「THEATERS」製作委員会

「俺と映画と、ある女(Me, a movie, and a woman)」監督:鈴木太一
今から九年ほど前、映画監督として初めて長編映画を撮った私は、その映画を携えて広島の横川シネマにやってきた。
全国のミニシアターで上映行脚の旅をしていた私は横川シネマにも声をかけられて映画を上映してもらえることになったのだ。そこで織りなされる、劇場支配人や劇場常連客との触れ合い、そして、とある女との運命的な交流。これは、私、鈴木太一という映画監督が味わった実体験に基づく、少々風変わりで、ほろ苦く、甘酸っぱい物語である。


 


Ⓒ2021「THEATERS」製作委員会

「colorful」監督:沖正人
色を識別出来ないという目の病気を抱える宗徳。ある日、最愛の両親を交通事故で亡くし、亡くなった母親の生まれ故郷である秋田県の児童養護施設に預けられる事になる。 叔母に連れられて施設に向かう途中、だいぶ前に閉館したはずの映画館の前を通り掛かると、廃墟となっているはずの映画館が、以前、叔母が幼い頃に見た様な、賑やかで華やかだった頃の映画館となっていて、支配人に招かれて映画館に入って行った二人は、それから不思議な体験をする事になる。

 

<スタッフ>
監督:沖正人、鈴木太一、中村公彦、山口雄也
プロデューサー:新谷秀貴、川原司
キャスト:矢作穂香、今野浩喜、和田光沙、高崎翔太、渡辺哲、大谷亮介、ドロンズ石本、品田誠、伊沢弘 他

<作品情報>
制作年:2021
上映時間:約114分(4作品合計)
制作国:日本
音声言語:日本語

監督

山口雄也
日活芸術学院演出科修了後、学院卒業生とともに映像制作会社レフトハイ設立。退社後 TV、映画、V シネマなどの助監督などを経て 2011 年「デイズ~私がアイツになった時」で劇場映画デビュー。代表作に2014年「はだかのくすりゆび」(監督)、2017 年「報復~かえし~」(監督)など。現在は、脚本、監督、演出等、ジャンル、メディアにこだわらず、多方面で活躍している。




中村公彦
俳優として映画・V シネマに多数出演後、函館港イルミナシオン映画祭第 14 回シナリオ大賞で、脚本『指先に咲いた花』が準グランプリを受賞。以降は監督・脚本に比重を移す。長編『スモーキング・エイリアンズ』『恋のプロトタイプ』『EIKEN BOOGIE ~涙のリターンマッチ~』(監督・脚本)『101 回目のベッド・イン』(監督・MOOSIC LAB 2015 審査員特別賞)『2085 年、恋愛消滅。』(脚本・第 8 回ラブストーリー映画祭特別賞)『私だってするんです 1・2』(脚本)オムニバス『おっさんずぶるーす』(監督・プロデューサー)『AKB ShortShorts Project 9 つの窓』(2 本監督)


鈴木 太一
早稲田大学卒業後、ENBU ゼミナール映像コラボレートコースにて映画を学ぶ。卒業後、映画監督篠原哲雄に師事。「くそガキの告白」(2012)で劇場映画デビュー。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で四冠受賞。以降、テレビドラマ、WEB ドラマの監督、脚本を中心に活動。作品群に、テレビドラマ「みんな!エスパーだよ!」(2013)、「PANIC IN」(2015)、「豆腐プロレス」(脚本のみ 2017)、ショートフィルム「もぎりさん session2」(2019)など。



沖 正人
広島県江田島市出身。コーエンジ・ブラザーズ(共同監督)として活動、初監督作品となる短編映画『Bourbon Talk』が国内外の映画祭で受賞、渋谷ユーロスペースでオムニバス映画として公開。二作目の初長編映画『お口の濃い人』が、第 24 回函館港イルミナシオン映画祭にて全 24 作品の中から観客の投票で決まるオーディエンス・アワードを受賞。昨年、撮影の短編映画『ある役者達の風景』が、NHK【おはよう日本】や週刊新潮などで特集され話題となり、同長編作品を制作。