広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

  1. ホーム >
  2. プログラム >
  3. 野のなななのか

Nobuhiko Obayashi Selections
大林宣彦監督セレクション

野のなななのか

上映スケジュール
11月22日(金)13:00から広島市映像文化ライブラリ―にて

タイムテーブルはこちらから

作品概要

<ストーリー>
北海道、芦別市。医師を辞めて古物商を営む鈴木光男が92歳で他界した。
離れ離れに暮らしていた鈴木家の人々が光男の葬儀のために古里に集まり、そして、
謎の女・清水信子も舞い戻る。死者と生者、過去と現在が入り交じり、
戦争の時代の光男の過去が浮かび上がる…。『この空の花 長岡花火物語』、
『花筐/HANAGATAMI』とともに、大林宣彦監督の“戦争三部作”と呼ばれる作品。

<スタッフ>
キャスト:品川徹、常盤貴子、寺島咲、山崎紘菜
監督:大林宣彦
脚本:大林宣彦、内藤忠司
プロデューサー:(製作者)大林恭子、宗方裕之
(エグゼクティブ・プロデューサー)大林恭子
(プロデューサー)山﨑輝道

配給:PSC TMエンタテインメント

<作品情報>
制作年:2014年
上映時間:171分
制作国:日本

監督

大林宣彦
1938年広島県尾道市生まれ。3歳の時に自宅の納戸で出合った活動写真機で、個人映画の製作を始める。上京後、16㎜フィルムによる自主製作映画『ÈMOTION=伝説の午後・いつか見たドラキュラ』が、画廊・ホール・大学を中心に上映されジャーナリズムで高い評価を得る。『喰べた人』(63)はベルギー国際実験映画祭で審査員特別賞を受賞。この頃からテレビコマーシャルの草創期に本格的に関わり始め、チャールズ・ブロンソンの「マンダム」、ソフィア・ローレン、カトリーヌ・ドヌーヴなど外国人スターを多数起用、その数は3000本を超える。1977年『HOUSE/ハウス』で商業映画にも進出。同年の『瞳の中の訪問者』と共に“ブルーリボン新人賞”を受賞。故郷で撮影された『転校生』(82)『時をかける少女』(83)『さびしんぼう』(85)は“尾道三部作”と称され親しまれている。『異人たちとの夏』(88)で“毎日映画コンクール監督賞”、『北京的西瓜』(89)“山路ふみ子監督賞”、『ふたり』(91)“アメリカ・ファンタスティックサターン賞”、『青春デンデケデケデケ』(92)“平成4年度文化庁優秀映画作品賞”、『SADA』“ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞”、宮部みゆき原作『理由』(04)は“日本映画批評家大賞・監督賞”、“藤本賞奨励賞”を受賞。東日本大震災を受けた『この空の花-長岡花火物語』(11)ではTAMA映画賞・最優秀作品賞ほか多くの賞を受賞。近年の作品に、北海道芦別市を舞台にしたふるさと映画『野のなななのか』(14)等がある。『この空の花』『野のなななのか』に続く『花筐/HANAGATAMI』(17)は、余命宣告を受けながら完成させた大林宣彦的“戦争三部作”となる。