広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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Special Screenings
特別招待作品

山<モンテ>

上映スケジュール
11月24日(日)13:30から横川シネマにて

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作品概要

© 2016 Citrullo International, Zivago Media, Cineric, Ciné-sud Promotion. Licensed by TVCO. All rights reserved.

<ストーリー>
神や自然、人間からも見棄てられたその男は、すべてを苦しめる忌まわしき山と対峙する―中世後期イタリア。南アルプスの山の麓にある小さな村の外れで暮らすアゴスティーノと妻のニーナ、息子のジョヴァンニ。この村は、壁のようにそびえる壮大な山に太陽の光を遮られており、思うように作物を育てることができずにいる。他の家族はよりよい暮らしを求めて去っていった。しかし、アゴスティーノとニーナは彼らの説得にも応じず、先祖の墓や亡き娘の墓があるこの地を離れようとはしなかった。飢えた家族となんとか生き延びるため、アゴスティーノはあらゆる手を尽くすが、周囲の村の者達からは異端者として差別され、遂にはそこに暮らすことさえも禁止されて家族は離れ離れになってしまった。もはや手立てはなかった。神や自然、人間からも見棄てられたアゴスティーノは、たった一人で彼らを苦しめる忌まわしき山と対峙する―。

<スタッフ>
キャスト:アンドレア・サルトレッティ/クラウディア・ポテンツァ/ザッカーリア・ザンゲッリーニ/セバスティアン・エイサス/アンナ・ボナイウート
監督:アミール・ナデリ
脚本:アミール・ナデリ
プロデューサー:カルロ・ヒンターマン/ジェラルド・パニチ/リノ・シアレッタ/エリック・ニアリ

<作品情報>
制作年:2016年
上映時間:107分
制作国:イタリア・アメリカ・フランス

監督

アミール・ナデリ
1945年、イランのアバダンに生まれる。スチール・カメラマンとして活動した後、脱獄犯を主人公とする犯罪映画
『さらば、友よ(Good By Friend)』(71)で映画監督デビュー。続いて殺人を犯して逃亡する男を街頭ロケを多用して描いた第2作『タンナ(Tangna)』(73)を監督。70年代イラン映画のスター、ヴェヘルーズ・ヴォスーギを主演に迎え、財産も名誉も奪われた男の壮絶な復讐を描いた『タングスィール(Tangsir)』(73)は批評家から高く評価されると同時に興行的にも成功をおさめた。
その後、アッバス・キアロスタミらとともに児童の情操教育のために設立された児童青少年知育協会(カヌーン)をベースに活動。ハーモニカの所有をめぐる子供たちの争いを描いた『ハーモニカ』(74)、台詞を一切排した映像詩的な中編『期待』(74)など、独自のスタイルをもった児童映画を監督する。『駆ける少年』(84)、『水、風、砂』(89)は、2作連続でフランスのナント三大陸映画祭で最優秀作品賞を受賞。イラン映画が海外で評価されるきっかけを作った。
その後、アメリカに移住し、ニューヨークをベースに活動。『マンハッタン・バイ・ナンバーズ』(89)はヴェネチア映画祭、『A,B,C, マンハッタン(A,B.C….Manhattan)』(97)はカンヌ映画祭「ある視点」部門で、『ベガス』(08)はヴェネチア映画祭コンペティションで上映された。2011年は、西島秀俊を主演に迎え、日本で撮影した『CUT』を監督。続く『山<モンテ>』(16)は全編をイタリアで撮影した。最新作はロサンゼルスで撮影され、ヴェネチア映画祭で上映された『マジック・ランタン』(18)。