広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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2016/11/13

『ストームブレイカーズ妖魔大戦(仮)』トークショー

11月13日(日) 13:00より、横川シネマ(広島市西区横川町)で『ストームブレイカーズ妖魔大戦(仮)』の上映と、ジョシュア・イ・シャオシン監督およびジェフリー・チャン総合プロデューサーをお迎えしたトークショーが行われました。聞き手はフリーパーソナリティの渡部裕之さんです。

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中国古代、魔王の力がよみがえり、三蔵法師たちはその力に閉じ込められてしまう。自ら戦いを挑んだ孫悟空は地上に振り落とされ、野人となってしまう。そこに偶然通りかかり孫悟空を助けたのが、法力が小さいにも関わらず、ずっと英雄になることを夢見ている王大锤。王大锤、小美、そして人間の孫悟空は3人で妖怪退治の旅を出発させることとなる……。

笑いあり、愛あり、涙ありの本作品。上映中、客席は大いに盛り上がりました。全員が登場を今か今かと楽しみにしている中、監督はその横をさっそうと駆け抜けて登場。続いてチャンさんが暖かい拍手に包まれながら舞台に立ちました。二人は客席に向かって何度も深々と頭を下げ、その姿に拍手はなかなか止みませんでした。 トークショーが始まり、渡部さんに広島の印象について聞かれた監督は、「広島に来たのは初めて。昨日は宮島に行ったが、とても美しいところ。そしてお好み焼きが美味しかった」と語り、客席が湧きました。

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また、映画に登場するユニークな登場人物のイメージをどう膨らませたかという質問に、監督は「マンガとゲームです」と即答。「中国で今話題の『陰陽師』にハマっている。また、日本のマンガ、ゲームも好き。映画の最後には『ドラゴンボール』をイメージした場面が出てくるし、普段はよく『モンスターハンター』をプレイしている」と興奮した様子で語りました。すると翻訳の方が、昨日の宮島で監督が変わった着物のコスプレを楽しんだことをポロリ。監督は恥ずかしそうに笑っていました。チャンさんは本映画の魅力を聞かれ、「今海外では、この映画のショートプログラムが大人気。広く知られている『西遊記』のストーリーと、若者受けする要素がうまく合致してとても面白い作品になっている」と太鼓判を押します。

終わりに客席に一言求められた監督は、勢いよく立ち上がり「謝謝(ありがとうございます)!!」と再び何度も頭を下げ、最後までその人柄の良さが滲み出ていました。チャンさんは客席に「中国語が分かる方はいらっしゃいますか?」と質問され、手が上がらないのを確認すると「中国語が分からないのに、最後まで映画を熱心に見てくださり、トークショーにも残っていただいて感謝でいっぱい。これからも皆さんにいい作品をたくさん届けていきたい」と意気込みました。

本作品は今後日本でも配給予定。またジョシュア・イ・シャオシン監督の次回作は2017年春に中国で公開予定です。

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