片渕須直(かたぶち すなお)
1960年大阪生まれ。日本大学芸術学部在学中に宮崎駿監督『名探偵ホームズ』の脚本・演出助手を担当し、以降、宮崎監督『魔女の宅急便』、大友克洋監督『MEMORIES』などのスタッフを勤め る。監督作として『名犬ラッシー』『アリーテ姫』『ACECOMBAT 04(ムービーパート)』 『ブラック・ラグーン』『マイマイ新子と千年の魔法』など。NHK復興支援ソング『花は咲く』をこうの史代 氏のキャラクターで短編アニメーション化。2010年より、こうの史代原作『この世界の片隅に』映画化に 向けた緻密な調査に着手。以後、舞台となる広島・呉には幾度となく足を運んでいる。クラウドファンディングの大成功を受け、2016年の公開が正式に決定した。
Workshopワークショップ
『この世界の片隅に』のさらなる進展。 ―― 昭和10年の江波・草津、昭和19年の呉――
- 上映スケジュール
- 11月23日(月・祝) 9:30から第2会場にて
- 作品概要
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アニメーション映画『この世界の片隅に』の公開まで残すところ、あと1年。
今回のワークショップでは、ファンとのミーティングで披露された「パイロットフィルム」「冬の記憶」に続く映像第三弾のお披露目にもご期待ください。『この世界の片隅に』あらすじ
すずは、広島市江波で生まれた絵が得意な少女。見知らぬ若者の妻になるために、20キロ離れた町・呉に嫁ぐ。ときに昭和19(1944)年。18歳で一家の主婦となったすずは、あらゆるものが欠乏していく中で、日々の食卓を作り出すために工夫を凝らす。だが、戦争は進み、日本海軍の根拠地だった呉は、何度もの空襲に襲われる。庭先から毎日眺めていた軍艦たちが炎を上げ、市街が灰燼 に帰してゆく。すずが大事に思っていた身近なものが奪われてゆく。それでもなお、毎日を築くすず の営みは終わらない。 - 監督