広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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Special Screenings特別招待作品

アラビアン・ナイト 第2部 孤独な人々

上映スケジュール
11月22日(日) 12:00から第1会場にて

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アラビアン・ナイト 第2部 孤独な人々

作品概要

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『千一夜物語』の語り手シェヘラザードは、生き延びるために、毎夜新しい物語をかたっ­た。現代ポルトガルの監督ミゲル・ゴメスは、生き延びるために、ポルトガルの「現在」­史を語る。連続する目くるめくイメージの混沌に、どんな意図がこめられているのか。ヨ­ーロッパの西の果て、海と荒野の人々の心の、何をここに見出すことができるのか。大西­洋の広大さを反映させたような、6時間21分の大作。

ストーリー
第2部 孤独な人々
「腸なしシモンの逃亡の日記」やせっぽちでいくら食べても太らないと噂の「腸なし」シモンは、一家皆殺しの凶悪犯として人里離れた山中で気ままな逃亡生活を続け、恐れられているが、その反面、伝説の存在になっていた。警官160人総動員の末、彼が逮捕された時、人々がとった行動とは?
「裁判官の涙」野外劇場で芝居として演じられる話で、母親として娘の幸せを願う裁判官は、法廷でとある夫婦の告白から数珠つなぎに登場する、唖の娘や木に話しかける牛や中国のビジネスマンの元恋人や泥棒や仮面を付けた部族・・・といった人々の愚かで絶望的な話にうんざり疲れ果て、遂にある叫びを発する。「ディクシーの所有者」ある低所得者向けの公営住宅で老夫婦に飼われているプードルのディクシー(2015カンヌ映画祭パルムドッグ受賞)。住人たちに起こる不幸や死といった出来事のためにディクシーは飼い主を転々とするが、人間たちと違って常に可愛らしいままであった・・・。

<キャスト>
クリスタ・アルファイアチ
アドリアーヌ・ルース
アメリコ・シルバ
カルロト・コッタ

<スタッフ>
監督: ミゲル・ゴメス
脚本:ミゲル・ゴメス、マリアナ・リカルド 、テルモ・シューロ
撮影:サヨムプー・ムックディープロム、マリオ・カスタンヘイラ
編集:テルモ・シューロ、ペドロ・フェリペ・マルケス、ミゲル・ゴメス 
録音:バスコ・ピメンテ
美術:ブルーノ・デュアルテ、アーサー・ピンヘイロ
プロデューサー:サンドロ・アギラール、ルイス・ウルバノ、トマ・オルドノー、ヨナス・ドーンバック、ヤニン・ヤコウスキ、マレン・アデ、エレナ・タチ、ティアリー・スパイカー、エロディ・ブルナー
制作:O SOM E A FÚRIA, SHELLAC Shellac SUD, KOMPLIZEN FILM, BOX PRODUCTIONS, AGAT FILMS, ARTE France Cinéma, ZDF / ARTE

<作品情報>
製作年:2015年
上映時間:125分
国籍:ポルトガル=フランス=ドイツ=スイス合作
言語:ポルトガル語

監督

ミゲル・ゴメス
1972年、リスボン生まれ。映画について学んだ後、2000年までポルトガルのメディアで映画評論を執筆。いくつかの短編映画の監督を務め、初の長編作品『自分に見合った顔』(原題:A Cara que Mereces)を2004年に制作。『私たちの好きな八月(原題:Aquele Querido Mês de Agosto)(2008)、そして『熱波 ( 原題:TABU)』(2012) が、彼の成功と国際的な評価を確立するものとなった。『熱波』は、ベルリン国際映画祭で上映され、アルフ レッド・バウアー賞、および国際批評家連盟賞を受賞した。この映画は50カ国以上で公開され、多くの賞を受賞した。ミゲル氏の作品の特集は、ウィーン国際映画祭、ブエノスアイレス国際インディペンデントアニメ映画祭、トリノ国際映画祭、ドイツ、そしてアメリカで上映されており、最新短編作品である『Redemption』は、2013 年ヴェネツィア国際映画祭でプレミア上映された。また、長編三部作の『アラビアン・ナイト( 原題:As Mil e Uma Noites)』が、今年度のカンヌ国際映画祭の監督週間 (The Directors’Fortnight) でプレミア上映された。