広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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2019/11/23

映画『新聞記者』上映前トークショー

11月23日(土)18:00より、NTTクレドホール第1会場で『新聞記者』の上映とトークショーが行われました。
トークショーには藤井道人監督、主演の松坂桃李さん、聞き手として広島のフリーパーソナリティーのキムラミチタさんが登壇しました。
松坂さんが「広島に縁があり、度々力をもらってきました。今回広島の映画祭に自分が参加できて、すごく光栄です」と挨拶し、続いて、2011年から広島国際映画祭に縁のある藤井監督が「松坂さんと一緒に広島に帰ってこられて光栄です」と挨拶しました。お二人に対して、キムラさんは「お帰りなさい!」と声をかけました。

2019年6月に公開されてから約5か月を経て、今作をどのように感じているかを聞かれた松坂さんは「最後のシーンについて大きな意味で反響があった」と語り、藤井監督は反響を呼んだ結末について「元の台本と全然違い、松坂さんからアイディアを出してもらって完成しました」と制作時のエピソードを明かしました。
また、藤井監督は「松坂さんと初めて会ったとき、キラキラした笑顔で『この映画大丈夫ですか?でも、やっちゃいましょう!』と明るく言ってくださり、スタッフの気持ちが一丸となりました」と振り返りました。

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主演のシム・ウンギョンさんについて話が及ぶと、シムさんが2年くらいで日本語を覚え、監督とのコミュニケーションも通訳無しでこなしていたことに、松坂さんは感嘆。
藤井監督は「記者の役ということで、普段(日本人でも)使わない言葉ばかりで、それを難なく使いこなしていたことに驚きました」とシムさんを絶賛しました。

国家や政治など重厚なテーマを扱っている今作。オファーを受けた理由について松坂さんは「僕が演じた杉原は、常に自分の正義や組織の正義など、さまざまな場面で選択を迫られる役柄です。自分や皆さんも日々生活していく中で選択を迫られることがあると思いますが、自分の目で見て・耳で聞いて・肌で感じて・自分を信じて選択していくことの大切さを、作品を通して改めて教えてもらい、そこに面白さを感じました」と答えました。

終盤には、今作のプロデューサー・河村光庸さんがサプライズで登場。
現代の若者が新聞離れ・政治離れをしていることや、藤井監督が政治に全く興味が無いことを踏まえた上で、若い人の目線で描くということに期待感を持っていたこと、当初監督のオファーを断っていた藤井監督を「そんなことをしたら民主主義からどんどん離れていくと脅かした」と話し、会場を和ませました。

息つく間もないストーリー展開の他に「色彩」も注目ポイントの一つです。
深くなっていく心の闇,顔にかかる陰、真実に触れるときなど、物語と人物の心の動きに合わせて変化する色や光の変化を追っていくと、より深く登場人物の感情を感じ取ることができます。

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