諏訪敦彦
映画監督・東京藝術大学大学院教授。1960年広島生まれ。テレビドキュメンタリーの演出を経て、97年初長編「2/デュオ」を発表。完成台本を用いない即興演出が話題となり、ロッテルダム国際映画祭NETPAC(最優秀アジア映画)賞受賞。99年「M/OTHER(マザー)」をカンヌ国際映画祭監督週間に出品し、国際批評家連盟賞を受賞。その他の主な作品に「H Story」「パリ・ジュテーム」(オムニバスの一編)「不完全なふたり」(ロカルノ国際映画祭審査員特別賞)「ユキとニナ」など。17年にジャン=ピエール・レオー主演の「ライオンは今夜死ぬ」を発表。今年、「風の電話」が第70回ベルリン国際映画祭ジェネレーション14プラス部門で上映され、準グランプリに当たる国際審査員特別賞を受賞した。現在、コロナ禍によって危機的状況のミニシアターを支援するSAVE the CINEMAの中心メンバーとして活動している。
Workshop
ワークショップ
【諏訪敦彦監督】こども映画教室のすすめ ーフランスの子供たちはどんなふうに映画を学んでいるかー
- 上映スケジュール
- 11.21 Sat. 15:00〜@NTTクレドホール第2会場
- 作品概要
欧米を中心に映画教育への関心が世界的に高まっています。日本においてもワークショップや学校での取り組みの事例も増えてきました。子どもが映画づくりを体験するとどんな効果があるのでしょう? 創造性を高め、自分を知る。他人の意見を尊重し、様々な価値観を共有できるようになる。制作を通してチームプレイを学び、コミュニケーションスキルが身につく。自分や他人の作品をたくさん観ることで、鑑賞力が磨かれるー。私が日本の中学生とともに参加しているフランスの映画教育プログラムの具体的な内容を紹介しながら映画教育の可能性について一緒に考えましょう。世界の子供たちが制作した課題映像や作品も上映したいと思います。(協力:こども映画教室)
- 監督