News
11月23日(土)16:00より、広島市中区の薬研堀(やげんぼり)にあるストリップ劇場、広島第一劇場で『彼女は夢で踊る』が上映され、ストリップショー、スペシャルゲストによるトークショーも行われました。時川英之監督、主演の加藤雅也さん、ヒロイン役岡村いずみさん、矢沢ようこさん、聞き手の中国放送アナウンサーの横山雄二さんはプロデューサーと映画出演も兼任しています。
映画の舞台は、この日映画が上映された広島第一劇場です。劇場内のステージにプロジェクターを設置し、まるで撮影された風景の一場面のように目の前で再現されたようでした。
物語は広島第一劇場の木下社長が、閉館の危機を乗り越えながら、古き良き時代に、彼が愛したストリッパー、サラとの出会いと数々の思い出、彼が愛した広島第一劇場との別れが描かれています。
幾度の閉館危機を乗り越えてきた劇場は遂に閉館が決定となります。実際の広島第一劇場も二度の閉館宣言をしたものの、社長の努力の甲斐もあって、現在も営業しています。時川監督は「もし広島第一劇場が取り壊されても、映画の中だけでも劇場を残したい」と語し、加藤さんは「今ある広島第一劇場の座席や舞台、鏡をそのままどこかへ移し、雰囲気だけでも味わえるように“広島第二劇場”を作ろうと社長と話している」と会場を笑顔で包みこみました。
ヒロイン役の岡村いずみさんは「こんなことができる映画はほかにない。この映画にたずさわれて本当によかった」と涙ぐんでいました。矢沢ようこさんはストリップショーへの愛と、魅力を。横山さんは「またこのチームで映画を作りたい」と意欲を伝えてくれました。
『彼女は夢で踊る』は、2020年4月から東京新宿武蔵野館を皮切りに、順次全国ロードショーされることが決定。今後、全国で広島を舞台とする映画が発信されるのがとても楽しみです。
« competitionBThe screening of “We are” by Director Michihito Fujii, and the talk show took place »