広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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Retrospective of May 1968 films, collaborated program with French Cinémathèques
68年5月革命特集、シネマテーク協力企画

プログラム2

上映スケジュール
11月23日(金)20:00から横川シネマにて

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作品概要

CA、パリ13区行動委員会(2018年、6月)
「CA,パリ13区行動委員会」は、5月の出来事の隠蔽された面を描き出し、非スペクタクル的な次元に結びつける。偉大な指導者、巨大なマニフェスト、暴動の夜からは遠く、ソビエトのようなパリ13区行動委員会内では、何よりもまず、日常的な戦闘活動のただ中に身を置く、無名の普通の市民たちを追う。発言の自由な流れ、女性たちの傑出した存在、戦略をめぐる日々変化する議論。我々の目下でユートピアが具現化される、直接民主主義のユートピアが共同で思考し、共に思い描くのだ。(パトリック・ルブットゥ)
2018年、シネマテークフランセーズに保管されていた映像と音が不完全な16ミリネガをもとに、イヴァンティのラボでデジタル化し、トゥールーズのシネマテークが保管していた16ミリフィルムを彼らのラボでデジタル化、共同で復元された。ルナン・ポレ自身が、色調調節と再構成に携わった。

<監督>ルナン・ポレ

<作品情報>
制作年:1968年
上映時間:40分
制作国:フランス

シネトラクト
シネトラクトは、68年5月革命の騒乱の最中とその後の数ヶ月間に、政治的、社会的あるいは別の主題で、アラン・レネ、クリス・マルケルやジャン=リュック・ゴダールなどの著名な映画作家やアマチュア映画監督で構成された集団により撮影された50本の無声映画の一揃いである。それらは、16ミリフィルムの1リールに相当し、固定映像(写真、雑誌、本、ポスターなど)とテキストで構成され、編集なしで、テロップ台で撮影された。SLONは、総会や会議の際にシネトラクトの撮影を呼びかけ現像や上映費用を負担した。それらの作品は議論や提案を喚起を目的としていたのだ。各監督は撮影したシネトラクトに関する短い説明(リストにあるテキストはそこから転用)を提供した。今回のシネトラクトのセレクションが、ジャン=リュック・ゴダールにより監督されたものであることは明瞭だろう、たとえ、製作したSLON/ISKRA社が、作品が一人の映画監督に属すのを拒絶し、シネトラクトの無名集団による作品という概念を強調してもだ。ゴダールの作品は、しかしながら、彼の特筆すべきエクリチュールとコラージュという作業であり、「フィルムトラクト」(一般的な呼称である「シネトラクト」ではなく)と題されている事実からも識別しうる。シネトラクトは、ISKRA社協力の元、イヴァンティのラボで、CNCに保存されていたネガフィルムと、保管されていた16ミリフィルムのコピーからシネマテークフランセーズによって、2018年にデジタル化された。
<作品情報>
制作年:1968年
上映時間:46分
制作国:フランス