成島出
山梨県生まれ。山梨県立甲府東高等学校卒業、駒澤大学文学部中退。大学の映画サークルで活動を始める[1]。
1986年、監督作『みどり女』でぴあフィルムフェスティバルに入選し、以後、助監督として相米慎二監督、平山秀幸監督らに師事する。
1994年、『大阪極道戦争しのいだれ』で脚本家としてデビューし、『T.R.Y.』や『日本沈没』、『クライマーズ・ハイ』など多数のヒット作の脚本を手掛ける。
1994年、役所広司と柄本明を主演に迎えた初監督作『油断大敵』にて第23回藤本賞新人賞[2]と第26回ヨコハマ映画祭新人監督賞[3]を受賞。翌年、『フライ,ダディ,フライ』で第20回高崎映画祭若手監督グランプリ受賞。
2012年、『八日目の蝉』にて第35回日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞。同作は他に最優秀作品賞、最優秀脚本賞(奥寺佐渡子)、最優秀主演女優賞(井上真央)、最優秀助演女優賞(永作博美)、最優秀音楽賞(安川午朗)、最優秀撮影賞(藤澤順一)、最優秀照明賞(金沢正夫)、最優秀録音賞(藤本賢一)、最優秀編集賞(三條知生)の計10部門にて受賞[4]。さらに、芸術選奨文部科学大臣賞映画部門を受賞した。
/ Special Screenings特別招待作品
孤高のメス
- 上映スケジュール
- 11月16日(日) 10:00
- 作品概要
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<ストーリー> 1989年、ある地の市民病院に外科医・当麻鉄彦が赴任する。見栄と体裁を気にかけ、かんたんな外科手術 ひとつまともに行われないその腐敗した病院で、次々と困難なオペを成功させる当麻。彼の「目の前の患者を救いたい」という信念は、やがて病院を、そして 人々を動かしていく。そんな中、病に倒れた市長が市民病院へ搬送されてくる。彼を助ける方法は唯一、脳死状態の少年から肝臓移植を受けること。
しかし、それは日本の法律ではいまだ認められていない禁断のオペだった。当麻は、患者や提供者を見守る家族たちの熱い想いに打たれ、最後の決断をする。ただ、そこに ある命を救うために——。
<キャスト>堤真一
夏川結衣
吉沢悠
中越典子
松重豊
成宮寛貴
矢島健一
平田満
余貴美子
生瀬勝久日本 2010年 日本語 126分
- 監督