広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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Special Screenings
特別招待作品

メメント・モリ : 大地

作品概要

 

メメントモリ

 

あらすじ


現在、ベトナムのコーヒー農園の民家で、寝たきりのヴァン(27歳)の余命はあと数ヶ月。現実と記憶と夢の狭間をさまよう彼女は、娘のグエン(6歳)とガー(3歳)のためにお別れのメッセージを録音しようとしている。さらに、自分の死後、臓器提供をしたいという最後の願いもある。夫のホアン(30歳)は、娘たちの世話を手伝ってくれる、保守的な農民である父親に、この知らせを伝えなければならない。そんな中、ホアンは、支援者であるキエンに、おそらく自分の父親のために腎臓を提供するという借金を返済する期日も迫ってきている。

キャスト


グエン・ハイ・イェン、ラム・ズイ・フオン、タック・キム・ロン、フュ・タイン・トゥン、チエウ・マン、チエウ・ミン

スタッフ


脚本:マーカス・マン・クオン・ヴー
監督:マーカス・マン・クオン・ヴー
製作:ヴ・ハイ・リン、マーカス・マン・クオン・ヴー
撮影:トラン・ノック・コイェン
デザイン:グエン・ディン・フォン
編集:グエン・レ・ホアン・フック
音響:ナム・グエン
音楽:カオ・タン・ラン、グレゴール・ジードル

作品情報


制作年:2022
上映時間:85分
制作国:ベトナム
音声言語:ベトナム語

 

 

監督

マーカス・マン・クオン・ヴー
ベルリン(ドイツ)とパリ(フランス)の大学で学位を取得。ベトナムのメディアで主要な国際映画祭の映画レポーターとして活躍。2010年から2014年まで、ハイブリッド形式の国際短編映画祭であるYxine Film Fest(YxineFF)のフェスティバル・ディレクターを務める。2015年以降は、脚本家、プロデューサー、監督など、さまざまな役割でベトナムの映画界に積極的に参加している。プログラマーとして、S-Express、SEAShorts、アジアン・フィルム・シンポジウムの短編映画をキュレーションしてきた。長編デビュー作『MEMENTO MORI: EARTH(メメント・モリ:大地)』(2022)は、第27回釜山国際映画祭ニューカランツ部門でワールドプレミア上映され、アジア、ヨーロッパ、アメリカの映画祭に招待されている。第1回ダナン・アジア映画祭では、「痛みの瞬間を映画的に探求した作品」としてNETPACベトナム映画賞を受賞した。現在、2作目の長編『MEMENTO MORI: WATER(メメント・モリ:水)』を制作中で、この作品はBIFF 2021のアジアン・プロジェクト・マーケットに選出されている。