広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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HIROSHIMA EYE
ヒロシマEYE

湯を沸かすほどの熱い愛

上映スケジュール
11月24日(日)10:30からNTTクレドホール第一会場にて

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作品概要

©2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会

<ストーリー>
銭湯「幸の湯」を営む幸野家。しかし、父が1年前にふらっと出奔し銭湯は休業状態。
母・双葉は、持ち前の明るさと強さで、パートをしながら、娘を育てていた。そんなある日、
突然、「余命わずか」という宣告を受ける。その日から、彼女は、「絶対にやっておくべきこと」
を決め実行していく。家出した夫を連れ帰り家業の銭湯を再開させる、
気が優しすぎる娘を独り立ちさせる、娘をある人に会わせる…母の行動は、
家族からすべての秘密を取り払うものだった。
ぶつかり合いながらもより強い絆で結びついていく家族。
そして母から受けた大きな愛で繋がった家族は、究極の愛を込めて母を葬ることを決意する。

<スタッフ>
宮沢りえ、杉咲花、篠原ゆき子、駿河太郎、伊東蒼、松坂桃李、オダギリジョー
脚本・監督:中野量太
主題歌:きのこ帝国「愛のゆくえ」
配給:クロックワークス

<作品情報>
制作年:2016年
上映時間:125分
制作国:日本

<ゲスト>
渡邊崇
1976年広島出身、関西在住
第37回(2013,「舟を編む」)日本アカデミー賞優秀音楽賞受賞
映画、CM等の映像音楽をはじめ、室内楽コンサート用に楽曲を書き下ろすなど幅広い活動を続けている。音楽を担当した平林勇監督作品「663114」がベルリン国際映画祭で特別表彰、毎日映画コンクール大藤信郎賞などを受賞。その他にも携わった映画がカンヌ国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭など多くの映画祭で上映されている。大阪音楽大学准教授。音楽担当作品:中野量太監督「湯を沸かすほどの熱い愛」「長いお別れ」、松尾スズキ監督「108〜海馬五郎の復讐と冒険〜」、永井聡監督「帝一の國」、石井裕也監督「夜空はいつでも最高密度の青色だ」、今泉力哉監督「パンとバスと2度目の初恋」「his」等

監督

中野量太
1973年7月27日生まれ、京都府育ち。大学卒業後、日本映画学校に入学。卒業制作の『バンザイ人生まっ赤っ赤。』(00)が日本映画学校今村昌平賞、TAMA NEW WAVEグランプリなどを受賞。卒業後、助監督やテレビディレクターを経て6年ぶりに撮った
短編映画『ロケットパンチを君に!』(06)が、ひろしま映像展グランプリ、長岡インディーズムービー コンペティション グランプリ、福井映画祭グランプリ、水戸短編映像祭準グランプリなど7つの賞に輝く。
08年には文化庁若手映画作家育成プロジェクトに選出され、35mmフィルムで制作した短編映画『琥珀色のキラキラ』が高い評価を得る。
その後、『チチを撮りに』(12)が、第9回SKIPシティ国際Dシネマ映画祭にて日本人初の監督賞を受賞、第63回ベルリン国際映画祭正式招待を皮切りに、各国の映画祭に招待され、第3回サハリン国際映画祭グランプリなど国内外で14の賞に輝く。本作が商業映画デビュー作となり、
日本アデミー賞主要6部門を含む、合計14の映画賞で、計34部門の受賞を果たすなど、激賞が相次いだ。
『長いお別れ』(19)では、認知症を発症した父とその家族の姿を温かく描き、多くの感動を呼んだ。
独自の視点と感性で“家族”を描き続けている若手監督の一人。