広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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時の擁護

上映スケジュール
11月24日(土)20:00から横川シネマにて

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作品概要


©Peter Nestler

<ストーリー>
ネストラーと親交のあった映画作家夫婦ジャン=マリ―・ストローブとダニエル・ユイレのユニークな作家性に迫ったドキュメンタリー。2004年ストックホルムでの登壇中の発言や、彼らの映画の抜粋と撮影風景、ペドロ・コスタの記録映画、様々な写真や絵画を組み合わせた芸術家とその芸術の考察を展開する。2006年に亡くなったユイレ最後の撮影現場の姿も見られる。

<スタッフ>
監督:ペーター・ネストラー /

<作品情報>
制作年:1972年
上映時間:27分
制作国:スウェーデン

監督

ペーター・ネストラー
1937年6月1日、ドイツのフライブルクに生まれる。ミュンヘン芸術アカデミーで絵画を学び、その傍ら映画やテレビ作品に俳優として出演する。
初監督作品は1961-2年に製作した短編ドキュメンタリー『水門にて』。その後もテレビの俳優業で資金を稼ぎながら短編ドキュメンタリーを撮り続ける。彼のスタイルは距離化された撮影映像に歴史的写真やイラストを交える詩的な手法が特徴的で、同時代の批評では理解されなかった。やがてドイツのテレビ局からのドキュメンタリーの委嘱を受ける道は閉ざされ、1966年末より母親の故国であるスウェーデンに移住した。やがてスウェーデンの放送局で職を得て子供番組を担当するようになった。その間に歴史や社会に関わる批判的なドキュメンタリー作品を製作した。80年代後半より、再びドイツのテレビ局より依頼を受ける。ナチ時代のユダヤ人の生きざま、南米のインディオの習俗や歴史、ハンガリーの芸術家など様々なテーマの作品を生み出している。
現在ネストラーはヨーロッパでもっとも重要なドキュメンタリー作家としてストックホルムに在住。