広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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Young Views
若手監督特集

アルビノの木

上映スケジュール
11月12日(土)18:00から横川シネマにて

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作品概要

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<ストーリー>
害獣駆除会社で働くユクの元に、多額の報酬の仕事の依頼が舞い込む。鉱山として栄えた山間の村で「白鹿様」と言われる珍しい鹿を秘密裏に撃つこと。普通の鹿と異なる存在が悪い噂になることを危惧し、過疎化した村を切り捨てようとする町の役人の苦肉の策だった。害のない動物を殺すことに仄かな疑問を抱えつつもユクは村に向かう。山で出会った、故郷に対し複雑な思いを抱いている村の女性ナギ、その婚約者で木食器職人の羊市、山小屋に住み、不本意ながらも仕事を続ける昔気質の罠猟師、山の集落で静かに暮らす人々。連なる山々、生い茂る樹々、ときに赤く色を変える川、白い飛沫をあげる滝壺…圧倒的な自然の中に静かに佇む白鹿がいた。病床の母のために、人々が大切に思っている命を奪うという事は…。

<スタッフ>
監督・編集:金子雅和
脚本:金子雅和、金子美由紀
撮影:金子雅和、東哲哉
美術:金子美由紀
音楽:石橋英子

<作品情報>
制作年:2016
上映時間:86分
制作国:日本
言語:日本語

監督

金子雅和
1978年東京都生まれ。青山学院大学国際政治経済学部卒。大学在学中にイメージフォーラム付属映 像研究所の助手をし、8mm/16mmフィルムで習作的な映像制作を始める。のち、古書店で働きながら映 画美学校に通い、瀬々敬久監督の指導を受ける。同校フィクションコース高等科の修了制作に企画が選 ばれ初監督した『すみれ人形』は、07年ひろしま映像展などで受賞、08年都内6週間レイトショー公開、09 年DVD発売、ハンブルグ日本映画祭(ドイツ)にて正式上映される。その後、企業VP/CM、ケーブルTV番 組、ゲーム用映像などの撮影・演出の仕事に携わりながら、WEB配信用の企画や自主製作、及びに助成 企画に選出されて6本の短編映画を監督。その内の一本である『水の足跡』(2012年・きりゅう映画祭助 成作品)は、ダマー映画祭inヒロシマ、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭など日本各地の映画祭でノミネート上映・受賞を重ねる。2016年、第二回長編監督作『アルビノの木』が北京国際映画祭(中国) FORWARD FUTURE部門にノミネート、テアトル新宿で劇場公開。秋以降、全国劇場を巡回予定。