広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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HIROSHIMA EYE
ヒロシマEYE

雲 Cloud Kumo

上映スケジュール
11月12日(土)13:00から横川シネマにて

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作品概要

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<ストーリー>
あの恐ろしい広島への原爆投下から71年が経った。この映画では、原爆を生き延びた石井サトコと、その孫娘であるレイコの人生を通して、原爆の惨劇を再検証する。原爆の後遺症で数多い合併症を抱えているにもかかわらず、サトコは、力強く希望を持って根気よく日々と向き合っている。詩人としてまた、書家として、サトコは、出版され本になった作品によって自身の話を皆に伝えている。広島平和記念公園を訪れると、あの重大なことが起きた日の記憶が洪水のようにサトコの体にあふれる。同時に、彼女の孫娘のレイコも、サトコの被爆の遺伝的な影響により健康問題を抱えている。ダンサーとしてのレイコの夢は、自分のエネルギーの源である祖母に捧げるダンスの振り付けをすることである。祖母の描いた作品に触発され、レイコは気力と強い意志とで身体の弱い自分に立ち向かい、ついには自分の夢を果たす。家族としてサトコとレイコは共に、毅然として、過去に翻弄されることなく、希望を持ち積極的に前向きに未来を見つめて生きていく。

<スタッフ>
監督・プロデューサー:イヴォンヌ・ン

<作品情報>
制作年:2016
上映時間:15分
制作国:アメリカ
言語:英語

 

監督

イヴォンヌ・ン
国際的な賞を数多く受賞している写真家、映画監督。彼女の短編映画のデビュー作『Cloud Kumo(雲)』は、the City Vision's Technical Achievements賞やNew York Women in Film & Televisionの スカラーシップを受賞。また2016年に『Astral Migrant』が、City Visionフィクション部門最優秀撮影賞を受賞。また、ヴォーグ、グラマー、ピープル、コンデナスト・トラベラーなどの雑誌の写真も数多く手がける。彼女の写真は、名高い国際写真賞(IPA)を受賞、またパリの国際写真コンペティション(PX3)では何度もメダルを獲得し、ニューヨークタイムズ紙の表紙を飾ったこともある。彼女の作品は、パリ、サンフランシスコ、シンガポール、中国、マカオ、そしてニューヨークと、世界中で展示されてきた。ニューヨーク市立大学シティカレッジの映画科でMFA(美術学修士号)を取得、さらに名高いBrooks Institute of Photographyの大学院をでた。