広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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Cinémathèque française
シネマテーク・フランセーズ特集

ツバメ号とシジュウカラ号

上映スケジュール
11月25日(土)20:00から広島市映像文化ライブラリーにて

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作品概要

<ストーリー>
映画の最初の場面は北フランスの運河で始まる。二隻の艀、イロンデル号とメサンジェ号には石炭とそのほかの商品が積まれており、第一次世界大戦で割譲された地区へと向かっていた。その船長はピエールで、妻のグリエと義理の妹マルテにも手伝わせていた。
そこに新たに水先案内人のミッシェルを雇う。マルテはミッシェルを好きになるが、ミッシェルは人妻のグリエを誘惑しようとする。また、ピエールのダイヤの輸送のことを知り、その隠し場所も知ってしまう。そして、とうとうピエールとミッシェルは殴り合いの喧嘩を始める。

<スタッフ>
監督:アンドレ・アントワーヌ
出演:ジョルジュ・デノラ、ピエール・アルコヴェー、ルイス・ラベット

<作品情報>
制作年:1920年
上映時間:78分
制作国:フランス

監督

アンドレ・アントワーヌ(1858-1943):ガス会社の従業員だったアンドレは突然演劇への情熱を抑えきれずに、1887年には「テアトル・リブレ」を設立し、古典的な舞台芸術の伝統を打ち破った。1906年から1914年にかけてオデオン座の舞台監督を務め、贅を尽くしたことで過度の出費を抱えたが、1914年の友人たちによる特別興行でなんとか破産は免れた。1915年から1921年にかけて映画に没頭し、10作品を作ったが、その多くは当時の映画配給会社の協定を無視していた。この映画も1920年にフランダースでオールロケされていたが、配給会社に拒否された。作品が完成され上映されたのは、実に60年以上経った1983年にシネマテーク・フランセーズにおいてであった。