広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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Competition
コンペティション部門作品

どこかで聞いた物語

上映スケジュール
11月25日(土)15:15からNTTクレドホール第1会場にて

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作品概要

<ストーリー>
フォト・サエキはメキシコシティのサンタ・マリア・ラ・リベラ地区にあるさびれたアナログ写真用品の店。オーナーのユキオ・サエキは1955年にメキシコへやってきた。86歳になっても、海へ向かって歩いていた、あの13歳の暑い月曜日の朝のことを思い出す。そして今もなお、その時聞いたエコーがこだまする・・・。
Familiar Taleはサエキ氏の記憶と写真を深く掘り下げた作品である。彼のストーリーは、メキシコへ移民した日本人、写真技術の発展、そして大きな変化を経験しながら成長していくメキシコなど、様々な軸を通して進んでいく。ノスタルジーに浸りながら、このドキュメンタリーは多くの視覚的資料を使って彼のビジョンと感覚の記憶を映しだしていく。より深く過去にさかのぼるにつれ、戦時中の日本の記憶と、広島に原爆が投下されるのを目撃した、あの運命の日のことが明かされる。

<スタッフ>
監督:スミエ・ガルシア
プロデューサー:スミエ・ガルシア、サンティアゴ・デ・ラパス・ニコラウ, アレハンドロ・キンテーロ
アニメーション:ダニエル・ファラー

<作品情報>
制作年:2017年
上映時間:21分
制作国:メキシコ

監督

スミエ・ガルシア
スミエ・ガルシア(メキシコシティ出身、1986年生まれ)はサバンナ芸術工科大学で映画制作に重点を置いたファインアートを専攻し、優秀な成績で卒業。映画制作及び編集で携わった作品の中にはニコラ・エチェバリア監督の『Echo of the Mountain』やホセ・アルバレジ監督の『The Gaze of the Sea』などが含まれる。ビジュアルビデオアーティストとしても国際的なフェアやギャラリーで活躍しており、カリフォルニアのOrange County Center For Contemporary Art(OCCCA)やソウルでのPink Art Fairにも参加している。ドキュメンタリー映画の『Family Tale』は、FONCA(2015-2016)よりメキシコの若いクリエイターの為の助成金プログラムに選ばれ、ビジョン・デュ・レールにて世界プレミア上映された。また、最新短編映画プロジェクトである『The Years』も、同様にFONCA(2017-2018)より選ばれ助成金を得ている。