広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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Cinémathèque française
シネマテーク・フランセーズ特集

晴れのち夕方は荒れ模様

上映スケジュール
11月13日(日)14:00から 映像文化ライブラリー

タイムテーブルはこちらから

作品概要

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<ストーリー>
ジャックとジャクリーヌは結婚して14年になる。今朝、ベルナールから電話をがあってからジャクリーヌは落ち着かない。せっかく息子が昼食に来るのだから、すべては完璧でなければならない。とりわけ、彼の言う「女性の知り合い」を連れてくるという時には…

<キャスト>
ミシェリーヌ・プレール(ジャクリーヌ)、クロード・ピエプリュ(ジャック)、グザヴィエ・ドリュック(ベルナール)、トニー・マーシャル(ブリジット)、ジャン=ポール・ミュエル(隣人)、イングリッド・ブルゴワン(テレーザ) ​

<スタッフ>
シナリオ:ジェラール・フロ=クターズ、ジャック・ダヴィラ、美術:ベネディクト・ボーゲ、撮影:ジャン=ジャック・ブーオン、録音:イヴ・ズロトニカ、音楽:ロラン・ヴァンサン、編集:ポール・ヴェッキアリ、フランク・マチュー、製作:ディアゴナル、J.M.プロダクション ​

<作品情報>
制作年:1986
上映時間:1時間25分
制作国:フランス

<ポール・ヴェッキアリ インタヴュー>
 「『悪夢』 のノエル・シムソロもちょっと似たような状況だったのですが、ジェラール・フロ=クターズは私に映画の製作を申し出る前、パリ中を回っていました。しかし、フレデリック・ミッテランの支援とテレビ局フランス・ドゥーによる前買いのおかげで、私たちはぎりぎりのところで資本を調達することができたのです。同時期に撮影された『薔薇のようなローザ』の双子の映画である『晴れのち夕方は荒れ模様』は、何よりもミシェリーヌ・プレールとクロード・ピエプリュの才能が合わさって実現した成功です。自らの演じる人物が抱える恐ろしい秘密を、決して表には出さない。二人の演技には驚くべき繊細さがあります。ところで私はこの同時製作の2本の映画で、もうしっちゃかめっちゃかでした。ある晩、私はジェラールの興奮した声で目を覚ましました。「水曜日に歌が一曲必要だ」と言うのです。もう金曜日です。すぐ断りました。一時間後、私はベッドランプを再び灯し、大急ぎで歌詞を書き上げ、アメリカにいたロラン・ヴァンサンの留守電にメッセージとして残したのです。翌日、ヴァンサンの友人の一人が楽譜を携え、パリまで来ました。水曜日にはミシュリーヌとクロードが映画で「君の顔」を歌っていました。これがディアゴナルです。ワシントン通りのプライヴェートな一室で映画が初めて上映された時は全員が集まりました。ビエットが感動していたのを思い出します。それは彼の目を見るだけで明らかでした…」

(あらすじ・インタヴュー翻訳:新田孝行・久保宏樹)

監督

ジェラール・フロ=クターズ