ホセ・ルイス・ゲリン
1960年、スペインのバルセロナ生まれ。1983年に処女作『Los motivos de Berta(ベルタのモチーフ)』を手がけ た。続いて『En construcción(工事中)』(2001)でゴヤ賞最優秀ドキュメンタリー賞を獲得。『Dans la ville de Sylvia(シルビアのいる街で)』(2007)はヴェネチア国際映画祭で入選。また、『Unas fotos en la ciudad de Sylvia(シルビアのいる街の写真)』(2007)も制作。2010年には、ドキュメンタリー映画『Guest(ゲスト)』がヴェネ チア国際映画祭で上映された。2011年『メカス×ゲリン 往復書簡Correspondence』をジョナス・メカスと共同制 作。同年『Recuerdos de una mañana(ある朝の思い出)』。2011年にはthe Spanish Premio Nacional de Cinematografíaを受賞。2015年に『l’Academia delle muse(ミューズ・アカデミー)』はセビリア映画祭で Giraldillo de Oro賞を獲得。
Competition
コンペティション部門作品
サン=ルイ大聖堂の奴隷船サフィール号
- 上映スケジュール
- 11月12日(土)13:30からNTTクレドホール第1にて
- 作品概要
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<ストーリー>
この映画は本来、ラ・ロシェル国際映画祭の依頼により制作されたもので、フランス西部の歴史的な港町にある大聖堂に関するものである。 しかし、ホセ・ルイス・ゲリンは、この依頼にとどまらず、大聖堂の礼拝堂に祀られている奉納画にも注目した。それは1741年に起きた事件、サフィール号の悲劇を描いたものである。271名の奴隷と30名の乗組員を乗せた奴隷船は熱帯の海上で凪のために立ち往生して悲劇がおこった。この大聖堂の小さな奉納画は、まるで偉大な歴史へとつづく秘密の扉のようである。<作品情報>
キャスト:フィリップ・ガロ、レ・リセアン・オリビア/セリア<スタッフ>
監督・脚本:ホセ・ルイス・ゲリン
ナレーション: アンドレ・ウィルムズ
プロデューサー: ガエル・ジョーンズ<作品情報>
制作年:2015
上映時間:35分
制作国:フランス、スペイン
言語:フランス語
原題:Le Saphir de Saint-Louis - 監督